試合戦評。

04月06日 楽天西武ドーム
楽|000 000 003 3
西|102 010 00X 4

楽|H:5 E:0
西|H:8 E:0

「おおキニー」恥ずかしげに小さな声でキニーはお立ち台でチームメイト、ファンへの感謝をこめて話した。

8回までキニーは完璧な投球を見せた。
ストレートが走り、変化球を有効に使うことができた。
細川と息の合ったピッチングを続け、4,5回以外は3者凡退に打ち取った。

中村の二度にわたるファインプレーも投球のリズムをよくした。
身長の半分は飛んでいただろう大ジャンプで抜けそうだった当たりをキャッチ。
思わずキニーもマウンド上でガッツポーズした。

キニーのリズム良い投球に攻撃も波に乗った。

初回、中島がレフトオーバーの二塁打で出塁するとG.G.佐藤がレフトオーバーの大きなタイムリーを放ち先制。

3回にも中島、ブラゼルの2者連続ヒットで得点圏のチャンスを作ると、またもやG.G.佐藤がレフト前に2点タイムリーを放つ。

5回にはブラゼルがリーグ単独トップとなる6号ソロホームランを放ち勝利を近づけた。

完封勝利と思われた9回、キニーは完封を意識しすぎたのがボールが高めに浮き、代打憲史にフォアボール、渡辺直にデッドボールを与えてしまう。
続く高須にもライト前ヒットを打たれ満塁。

ここでキニーは無念の降板となった。

代わったグラマンが草野、フェルナンデスとタイムリーヒットを浴び、完封勝利はおろか1点差まで詰め寄られる。

しかし、ここで落ち着きを取り戻したグラマンは山崎武を空振り三振に斬り、楽天戦3連勝、キニーは2試合連続の勝利をあげた。

試合後、思わず楽天の山崎武は叫んでいた。「ライオンズ強いよ!!」

ライオンズは強い。
ソフトバンクの敗戦でついに単独首位!
ここから首位独走が始まる。


…たまには自分のコメントもねw
独走するかはまだ分からない、何せ最下位まではまだ3ゲームしか離れてないから。
まだまだ始まったばかりで油断は出来ない…けど、確かな手応えは感じてるかも。
新戦力の石井一・ブラゼル、そして今日先発したキニーが現時点では特に良い。
それに新戦力だけではなく、生え抜きの4年目松坂…タイプは違うが今や不動のクリーンナップである中島に続く4年目のブレイクを期待したい。
オリンピック期間までAクラスを守れれば…いける☆カナ