試合戦評。
04月26日 オリックス戦 西武ドーム
オ|010 100 150 8
西|010 012 33X 10
オ|H:15 E:1
西|H:12 E:0
ライオンズ先発は西口。
初回は先頭坂口を見逃し三振に斬るなど、3人で抑える。
2回には日高、下山の連続安打で1点を許す。
4回裏にも本格派右投手を得意とする後藤がタイムリーでバファローズが勝ち越し。
しかし、許した得点はこの2点。
西口は6回を投げ、被安打6、奪三振6、失点2と先発としては十分の投球を見せ後続につないだ。
ライオンズ打線は2回G.G.佐藤がフォアボール、石井義がセンター前ヒットでチャンスを作ると、8番細川がレフト前にタイムリーを放ち1点を還す。
5回にはレフト線への2ベースで出塁した中島をブラゼルがセンター前タイムリーで還し1点。
5回を終了で2-2の拮抗した試合が繰り広げられていた。
しかし、ここから点の取り合いとなる。
6回には石井義が猛打賞となる3本目のヒットを放つと、今日一軍に上がってきたボカチカ。
フォームを改造し、絶好調のボカチカはレフトスタンドへの復活第一号を放ち、4対2となる。
7回表に1点を許すも、その裏中村が2試合連続の3ランを放ち、7対3。
試合は決まったかに思えた。
しかし、8回表、5番手三井が後藤、大引、坂口に連続安打を浴びるとカブレラに2点タイムリー2ベース。
1アウト2,3塁としたところでローズにバックスクリーンに逆転3ランを浴びてしまう。
バファローズがこの回5得点で7対8。
しかし、逆転3ランを打たれてもライオンズナインはあきらめていなかった。
逆転を許したあとの8回裏攻撃前円陣を組んだナイン。「まだ2回も攻撃ができる。思い切っていけ!」デーブ打撃コーチが気合を入れた。
そして直後に中島の逆転3ラン!
「ここんとこチャンスで打ててなかったから」と気合で打席に入った中島の起死回生の逆転アーチだった。
渡辺監督も試合後に「こいつら本当にすごいよ!」と興奮した再逆転勝利!
見事な勝利でライオンズは再び首位を独走し始めた。