試合戦評。

5月16日 楽天Kスタ宮城
西|010 000 100 2
楽|150 001 01X 8

西|H:9 E:1
楽|H:14 E:0

ライオンズ先発は岸。地元・仙台で節目の5勝目を飾りたかったが、立ち上がりから制球が乱れる。
特にスライダーが低めに決まらず、ボールが先行してしまった。


初回は先頭の渡辺直にフォアボールを与えると、今日から1軍復帰した3番草野の左中間へのタイムリー2ベースを浴びてあっさりと先制を許す。
続く2回も4本のヒット、2つのフォアボール、さらには鉄平、渡辺直にダブルスチールを許し、この回5点を失う。


岸は早くも2回6失点で降板。
ベンチでは悔しさからか、何度も顔をユニフォームで覆う場面が見られた。


続くロングリリーフとなった大沼は6回に3安打を浴びて1点を許すも、それ以外の回を無失点で何とか切り抜け、4回を被安打6、4奪三振、失点1。
10日のオリックス戦が雨天中止になったことにより、先発予定はなくなったが、いざという時に頼りになりそうな部分を見せた。

3番手岩崎は2回を投げ、被安打3、失点1、2死球
現在1軍にいる中継ぎ陣の中では、防御率、被安打率が最も高く、今シーズンまだピリッとしない。
昨年はチーム最多登板で中継ぎの柱となった投球の復帰に期待したい。


打線は9安打も昨日の勢いはなく、リーグトップの6勝目をあげた岩隈から2点を取るにとどまった。

その中でファーストでスタメン出場をした大島は勝負強いバッティングを見せた。

2回G.G.佐藤のライト前ヒット、中村がフォアボールを選び、得点圏にランナーを置いたチャンスには、ど真ん中の変化球を見逃さずライト前へのタイムリー2ベース。

7回にも、ランナー1,2塁のチャンスに、際どい外角の球はカットし、ど真ん中への球を狙ってライト前に打ち返す。

回の途中までベンチを温めることが多い中で、試合中も裏でしっかり準備することは欠かさないバッターが、スタメン起用にきっちりと応えた。


明日は、今季負けなしの帆足。細川と息の合ったピッチングで楽天打線を翻弄してほしい。