試合戦評。

6月7日 ヤクルト戦 ひたちなか
西|210 002 000 5
ヤ|200 000 100 3

西|H:9 E:0
ヤ|H:9 E:0

初回、4番・ブラゼルが3試合連続となる2ランをライト場外に放ち先制する。
調子を戻したブラゼルはこれで一気にG.G.佐藤のリーグトップに並ぶ第16号となった。


ライオンズ先発は岸。
先制点をもらった岸だったが、2番宮本にレフト前へのヒットを浴びると、3番青木には第3号2ランを許し同点に追いつかれる。

しかし、2回表には中村が右中間への2塁打で出塁すると、細川のサードゴロ間にホームに突進し勝ち越し。

味方に勝ち越し点をもらった岸は、2回以降すばらしい立ち直りを見せる。
「荒れていた」と試合後に振り返った岸だが、それが功を奏し、キレのある高めストレートとフォークのように鋭く曲がるスライダーで三振を奪っていった。


2回は7番、8番、9番と3者連続三振に仕留めると、5回にも同じく7番から3者連続三振を奪三振ショーを披露した。


6回表には、中島のセンターへの二塁打で出塁すると、続くブラゼルに四球。
川島亮はここでコントロールを乱し、暴投でランナーを進めると、中村、ボカチカにも連続四球を与え、押し出しの追加点をもらった。
さらに細川のショートゴロ間にも1点を追加し、点差を広げる。

追加点をもらった岸は、6回には福地からも三振を奪い、4回の田中から5者連続三振。

7回には、ユウイチと田中に連続2塁打を浴び1点を失うも、後続の7番、8番、9番・代打の川端を3者連続空振り三振に斬る!

8回には福地から2打席連続三振を奪い、これで13奪三振

当たっている青木の前に降板となったが、自己最多の奪三振ショーでスタンドを魅了し、拍手喝采の中マウンドを降りた。


前回の中日戦で8奪三振を奪う好投を見せながらも勝ちを逃し悔しがっていた岸。
昨日の涌井の炎上もあって勝利に燃えていた。

最後はグラマンが川本と4打席連続の空振り三振に仕留め、笑顔で岸とハイタッチ。

岸は6勝目、グラマンはリーグトップに躍り出る13セーブ目を決めた。


これで対スワローズとの交流戦対戦成績は10勝10敗。今日もそれぞれ足技、好守を見せ常に攻める戦いを見せた両者の戦いはファンにとっても楽しいものだったろう。

チームは東京に戻り対ジャイアンツ2連戦。ホームランの出やすい東京ドームでホームランの花火を量産してほしい!