試合戦評。
7月2日 日本ハム戦 札幌ドーム
西|140 021 000 8
日|102 001 020 6
西|H:10 E:1
日|H:10 E:1
首位攻防第2戦も昨日に続く点の取り合いとなった。
初回、中島が6月9日以来となる第14号ホームランをレフトスタンドに叩き込み先制する。
しかし、1回裏紺田にセンター前安打、盗塁でランナー・2塁のチャンスを与えると、3番・田中賢のタイムリー二塁打で同点に追いつかれる。
中13日での登板となった涌井は、序盤からあまりピリッとしない。
2回には、中村、後藤が四球を選び、細川の送りバントでランナー・2,3塁。石井義がきっちりと犠牲フライを決め勝ち越し。
さらには片岡がセンター前安打で出塁すると、栗山が振り抜いた打球はバックスクリーンの右へ!一挙に4点をあげ、ファイターズを突き放すかに思われた。
しかし3回裏、コントロールの定まらない涌井は金子誠に死球、続く森本には四球を与えると、またも田中賢にタイムリーを許し、2点差に詰め寄られる。
5回、中島、ブラゼル、G.G.佐藤のクリーンアップが3連打で1点を追加し、3点差に広げると、細川もレフトへのクリーンヒットを放ちその差を4点と広げる。
さらには、6回中島が今日2本目のなる第15号アーチを放ち点差を最大の5点まで広げた。
中島はこの本塁打で3安打猛打賞。首位打者争いでも一歩リードする形となった。
シーソーゲームの続く首位攻防戦は、以前立ち直れない涌井が6回の裏に田中賢に猛打賞となる3安打目を浴び、スレッジのタイムリーで1点を許す。
7回にようやく三者凡退にファイターズ打線を仕留めるも、次戦に向けて課題の残る内容となった。
8回裏には、星野が連打と暴投、さらにはブラゼルのエラーも絡み2点を失い。5点差あったリードも2点差まで詰め寄られる。
しかし、岡本真、グラマンという頼れる2人がその後を無失点で切り抜け、首位攻防戦勝ち越し。
涌井は「野手の方に助けてもらいました。」と登板後に話すように、野手の援護に助けられながらの7回、被安打8、4失点で苦しみながらの7勝目となった。
対日本ハムに6連勝で、ゲーム差は3まで広がった。