試合戦評。

7月9日 ソフトバンク西武ドーム
ソ|201 010 102 7
西|010 100 000 2

ソ|H:14 E:0
西|H:7 E:1

打線は2回、中村が死球で出塁すると、石井義のセンターオーバーの適時打で1点をあげる。

4回には、中村がセンター前ヒットで出塁すると。細川のセンターオーバーの二塁打で2点目。

7回には松坂がレフト前ヒットで出塁し、片岡が四球、栗山の足で稼いだセカンド内野安打に満塁のチャンスを作る。しかし3番・中島がレフトフライに倒れ、攻撃の勢いは途切れてしまった。

何とかしようという気持ちはそれぞれの選手に現れていたが、結果それが気負いになってしまったように見えた。
クリーンアップはノーヒット。今季初の3試合連続ホームランなしとなってしまった。

ライオンズ先発は涌井。
初回、本多、川崎、松田に連打を許し先制点を与えてしまう。4番松中はレフトフライに抑えるものの、レストビッチにインコースを攻めるつもりだったスライダーが逆球となってしまいライト前へのタイムリーヒット。「課題の立ち上がりにいつも通り失点を許してしまった。」と涌井も肩を落とした。

3回には川崎にセンター前ヒットを浴びると、松中のセカンドゴロを片岡がファンブル。ランナー・1,2塁となり、レストビッチに3点目のタイムリーヒットを浴びてしまう。

5回には松田に高めに浮いてしまった球をレフトスタンドに運ばれ、4失点目。

涌井は、「気持ちの面でも今後のことを考えていかなければならない。」と、監督・コーチ陣の厳しい目で早くも5回を投げ、8奪三振も被安打9、失点4、自責点3で降板となってしまった。

味方が点を取ってくれた直後の失点も大きかった。「エースとしてチームに信頼されるとはどういうことなのかアドバイスする必要があるかもしれない。」と渡辺監督も話した。


明後日からは3カードビジターとなる。大事なこの時期に色々と課題も見えてきた。小野投手コーチは「大改革の時期かもしれない」と話した。
このまま首位を守っていくために、チーム一丸となって考える必要がありそうだ。