試合戦評。

7月13日 オリックス戦 京セラドーム
西|000 000 010 1
オ|000 040 00X 4

西|H:3 E:0
オ|H:6 E:1

4回までは息をのむ投手戦だった。
初回バファローズの先発・金子が三者凡退で抑えると、ライオンズ先発の西口も三者凡退。

西口は得意のスライダーをストレートを投げわけ、4回を被安打1、3奪三振バファローズ打線を抑え込むと、金子も大きく落ちるカーブが有効で4回を被安打1、4奪三振。ライオンズ打線を封じ込めた。

このまま投手戦が続くかと思われたが、5回裏北川がセンター前安打で出塁すると、西口は2つの四球を出し満塁のピンチを背負ってしまう。
野投手コーチのもと一呼吸置いたが、9番前田にライト前へのラッキーなタイムリーポテン安打で1点を失うと、そこからはずるずると4失点。
結果的に四球2つが仇となり、踏ん張り切れなかった。


リードをもらうと金子は自分のペースで試合を進めた。
6,7回は三者凡退。コントロールが良く、キャッチャーの構えるところに次々とボールを投げていった。

8回中村がセンターバックスクリーンに飛び込むソロアーチを放つ。前回金子との対戦でほお骨を骨折した中村がお返しとばかりに叩き込んだ改心の一打だった。中村は自身最多本塁打にあと1本と迫るリーグ2位浮上の21本目。オリックス戦での本塁打は8本目となった。


6回以降はライオンズ投手陣もバファローズ打線を抑えた。2番手小野寺は6,7回を投げ3人で打ち取る好投。
三振はなかったものの、1軍復帰後一番の投球を見せた。

3番手平野も8回を無安打無失点。持ち味のストレートと鋭いフォークをどこまで引き出せるか、登板ごとに良くなっているだけに今後が楽しみだ。


金子を打ち崩せなかった打線は昨日攻めた加藤大にも3人で抑えられ、今季最小タイの3安打。オリックス戦の連勝は9で止まり、西口は4回2/3を投げ、被安打5、2四球、4失点で4敗目を喫した。

チームは福岡に移動してのソフトバンク2連戦に臨む。先週は2連敗しただけにリベンジを果たしたい。