試合戦評。

7月16日 ソフトバンク戦 ヤフードーム
西|000 005 000 000 5
ソ|000 010 013 001x 6

西|H:12 E:1
ソ|H:14 E:0

ソフトバンクの先発は高橋秀。予告先発ガトームソンだったが、練習中に負傷し急遽変更となった。

その高橋秀は初回ストライクは入らず3つの四球で、満塁のチャンスを作る。しかし、中村が見逃し三振を喫し先制点をあげることができなかった。

無得点に抑えたことで高橋秀は2回以降立ち直る。急遽登板とは思えないほど落ち着いたピッチングで5回を無失点で役目を十分に果たした。

しかし、6回先頭の中島がバットの先でセンター前に運ぶ技あり安打を見せると、ブラゼルのサードゴロ間に中島は一気に3塁まで快走しチャンスを作る。G.G.佐藤がピッチャーへのタイムリー内野安打でまずは同点。中島の足が呼び寄せた同点だった。

中村が死球で出塁しランナー・1,2塁。代打の平尾が初球をレフト前に運び満塁のチャンスを作ると、後藤がレフト線いっぱいに引っ張り2者が生還し逆転!さらには銀仁朗が犠牲フライ、片岡のセンター前安打でこの回5点をあげた。


ライオンズ先発は涌井。今日はストレートが今季一番というくらい走っていた。球速は140キロ後半を示し、140キロ台前半に慣れていたホークス打線は打ち損じた。

ストレートの球威があったことにより変化球も有効になった。4回まではランナーを出すものの2アウトからその回一番のボールを投げ得点を許さなかった。4回は小久保、レストビッチと大きく変化するスライダーで連続空振り三振に仕留めた。

5回、涌井は高谷にストレートを捕らえられソロ本塁打を許してしまう。

しかし、6回チームが5点をあげ一気に援護。その援護に助けられた涌井は、6回を三者凡退に仕留め野手の期待に応える。

涌井は、7回1/3を投げ被安打8、7奪三振、2失点。勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。

5対2で迎えた延長9回。マウンドには守護神グラマンがあがった。

しかし、長谷川にサードへのボテボテの内野安打を許すと、続く高谷がライト前安打。
勝負強い本多にはセンター前へのタイムリー安打を浴び5対3となる。

川崎、松田はゴロに仕留め、松中を敬遠で2アウト満塁。あと1つアウトを取れば試合終了という場面となった。

代打で出てきたのは大村。初球をとらえた打球はセンター前にきれいに抜けるまさかの同点打。
涌井の勝利は9回2アウトから消えてしった。

延長からは両チームの投手陣が踏ん張った。

ホークスは結果8人の投手をつなぎ、ライオンズ打線に決勝点を許さなかった。
ライオンズは結果6人の投手陣でつないだ。
延長12回2アウト、それまで何度もチームを救っていたホークス高谷に打席が回ってきた初球ストレートを引っ張った打球はそのままライト前に抜けるサヨナラ打。

両チームの総力戦は、延長12回で4時間57分で幕切れ。ライオンズに多くの疲れが残る試合となってしまった。