試合戦評。
7月28日 オリックス戦 西武ドーム
オ|000 400 002 6
西|100 001 000 2
オ|H:8 E:0
西|H:5 E:0
初回、涌井はカブレラに右中間への二塁打を浴びるも後続を抑える。
2回は完璧とも言えるピッチング。
下山に真ん中低めのフォークでズバッと切ると、一輝には外角低めのスライダーで空振り三振。
さらに、3回は阿部に外角低めのスライダーで3者連続三振を奪った。
ストレートの伸びもあり、前回に続き涌井らしい投球が見られるかと思った。
しかし、4回カブレラに死球を与えると、日高にはライト前安打、下山に四球を与え満塁のピンチを迎えてしまう。
「ボール先行になってしまった。」と涌井も反省するようにこの回はボールが一気に増え、7番・一輝にフルカウントから粘られた末9球目をレフトスタンドに運ばれた。
涌井は5回を投げ、103球と多めの投球数。被安打5、5奪三振、4失点で降板した。
打線は初回片岡がライト前安打で出塁すると、すかさず2塁への盗塁を決める。
栗山のセカンドゴロ間に片岡が3塁まで進むと、中島の犠牲フライでライオンズは効率よく先制した。
片岡の盗塁数は今季36個目。前半戦で盗塁王となった昨年の38にあと2と迫った。
しかし、2回以降オリックス先発・小松を打ち崩せなかった。「緩いカーブにタイミングが合っていなかった。」と渡辺監督が話すように、小松のカーブを詰まらせてしまったり、つられて振ってしまったりした。
6回には、片岡がレフト左への安打で出塁すると、四球、パスボールで片岡は3塁へ。中島のサード併殺崩れの間に1点を返す。
7回には石井義がライト線いっぱいの二塁打でチャンスを作るも細川が空振り三振、佐藤がショート正面のゴロで得点ならず。
結局小松には7回4安打、7奪三振を抑えられた。
9回には小野寺がカブレラに今季20号の2ランを浴び、ダメ押し点を許してしまう。9回裏は、3人で打ち取られゲームセット。