試合戦評。

8月3日 ロッテ戦 長野
ロ|000 020 200 4
西|011 010 000 3

ロ|H:7 E:0
西|H:6 E:0

後半戦がスタートした。長野シリーズでの対ロッテ2連戦。

ライオンズ先発はキニー。初回は三者凡退に仕留め、上々のスタートを切る。
2回はサブローに四球を与えるも、大松のファーストライナーでダブルプレーに仕留めるなど、守備に助けられ3人で抑える。
制球が定まらず2回、3回、4回と3イニングス連続先頭打者にフォアボールを与えたキニーだが、それでも後続を抑え4回までノーヒットに抑えた。

しかし、5回橋本にライトフェンスに到達する二塁打を放つと、ベニー、早川に四球を与えるなど満塁のピンチを背負ってしまい、根元にライト前2点適時打を浴び同点に。
被安打2という結果ながらも計6つのフォアボールは投打の流れを阻んだ。

打線は2回、ブラゼルがライトポールに直撃する第25号ソロで先制する。
今季渡辺俊相手に3連敗中だったライオンズは幸先の良い先制点をあげた。

3回には、細川がセンター前安打で出塁すると、黒瀬がしっかり送りランナー2塁。栗山がライト前適時打を放ち2点目をあげる。

5回表に追いつかれるも、その直後細川が今季初の三塁打でチャンスを作ると、黒瀬がプロ初タイムリーとなるレフト前安打で勝ち越す。
五輪でチームを離れた中島に代わりショートでスタメン起用された黒瀬。前回1軍に昇格した際には結果を残せなかったが、中島にも「頼んだぞ」と肩を押さえ積極的に振りにいった結果だった。

キニーはこの勝ち越しにより、勝ち投手の権利を持って5回で降板。被安打2ながら6四球、2失点と「自分らしくないピッチングになった」と反省した。

7回2番手にあがっていた平野が、塀内、早川に連打を浴びる。高めに浮いたスプリットボールを痛打された。
ランナー1,2塁となり代わった星野は根元にフォアボールを与え満塁。ここで、最も頼れる正津に交代したが、サブローにレフト前2点タイムリー安打を浴びマリーンズに逆転を許した。

1点差の中何とか逆転をしたいライオンズは8回黒瀬がプロ初の二塁打を左中間に放ちチャンスを作るも、代打・佐藤、3番に起用されたボカチカが連続三振に倒れ1点を返せず。
9回は守護神・荻野に結果的に3人で抑えられゲームセット。


昨年から長野で3連敗。後半戦初戦が黒星スタートとなった。

しかし、開幕戦も黒星スタートだったライオンズ。「今日は今日の試合」と気持ちを入れ替えていければ問題ない。