試合戦評。

8月4日 ロッテ戦 長野
ロ|000 000 002 2
西|442 220 02X 16

ロ|H:3 E:0
西|H:16 E:0

長野での対ロッテ16回戦。

ライオンズ先発は岸。初回先頭の早川に四球を与えてしまうも2塁盗塁を試みた早川をキャッチャー・細川からの好送球で刺すと、福浦のレフト左への当たりを後藤がランニングキャッチ!課題の初回を守備にも助けられ無失点に抑えた。

良い流れで迎えた1回裏、片岡がライト前安打で出塁すると、栗山は四球。そして昨日はノーヒットに終わった3番ボカチカが6/21以来となる第14号3ランで先制する。
さらにはファインプレーを見せた後藤がセンター前安打で続くと、石井義がライトフェンス直撃の3塁打で追加点をあげた。

2回は、黒瀬が昨日から3打席連続となるレフト前安打、片岡がセンター前安打で、栗山は四球を選び無死満塁のチャンスにボカチカ。外角高めのストレートを振り抜いた打球はそのままレフトスタンドへ!2打席連続、来日初となる第15号満塁弾で8点目をあげた。
マリーンズ先発の清水直はここで降板。今季最短の1回0/3でノックアウトした。

3回は、石井義がライトオーバーの第4号ソロを放つと、片岡が猛打賞となるレフト前安打、栗山のレフト前タイムリ二塁打でさらにこの回2点を追加する。
昨日のうっぷんを晴らすがごとく打線が爆発した。


大量援護をもらった岸は打線の勢いに乗り、どんどんと力強いピッチングを披露する。
3回までは毎回ランナーを出すも無失点に切り抜けると、4回表は3番から始まる好打順を三者凡退。攻撃的なピッチングでここから3イニングス連続三者凡退に仕留めた。


攻撃は止まるところを知らない。4回後藤がレフト前二塁打を放つと、中村が7/23以来の第25号2ランをレフトスタンドに運ぶ。
5回には、代打の平尾が初球真ん中低めのストレートを振り抜き今季1号アーチ!
さらには栗山が右中間への二塁打で出塁すると、ブラゼルがライト前にタイムリー安打を放ち5回まで14得点をあげた。

6回に得点が止まったライオンズだったが、岸は大量援護にも緩むことなく快投を続けた。
7回は、福浦を見逃し三振に仕留めると、竹原にライト二塁打を浴びるも、大松、田中雅を連続三振。相性の良くない大松を今日は見事に封じ込め、3打席連続三振を奪った。

7/20に16−0の完封負けを喫した打線はその雪辱を忘れてはいなかった。
8回、後藤が四球を選ぶと、バッターは中村。外角低めのストレートを捕らえ、そのままライトスタンドに運ぶ!中村のおかわり弾は今季4度目。今季26号でリーグトップのローズに並んだ。

9回のマウンドには岸。完封勝利目前だったが、竹原に2号2ランを浴びてしまう。
しかし、岸は被安打9、9奪三振、2失点の堂々とした今季3度目の完投勝利。昨年より早いペースで今季8勝目をあげた。

長野での勝率は9勝9敗の五分に。

1試合6本塁打は渡辺監督が完投勝利を挙げた91年6/28のロッテ戦以来。5イニング連続本塁打は過去に2度ライオンズが記録しているリーグトップ記録に並んだ。

明日から10日まで試合がないが、選手たちは良い気分で10日から始まる12連戦に備えることができそうだ。