試合戦評。

8月14日 楽天Kスタ宮城
西|000 320 210 8
楽|000 200 000 2

西|H:13 E:0
楽|H:7 E:1

3回までは両投手の投げ合いとなった。

イーグルス先発は青山。初回ボカチカが左中間へのレフト前安打で出塁するも、今季初の4番に座った江藤がショートゴロに打ち取られてしまう。

一方ライオンズの先発は西口。Kスタ宮城では今季初登板となる。初回先頭の渡辺直にセンター前安打を浴びるも後続を3人で抑えた。

西口は3回まで毎回ヒットのランナーを出すも、今日は丁寧なピッチングを続け無失点に抑えた。

4回、西口の好投に打線が応える。後藤が右中間フェンス直撃の二塁打で出塁すると、続く中村が真ん中高めのストレートを捕らえた打球はそのままレフトスタンドへ!2試合連続、今季早くも30号に到達する先制の2ランを放った。

すると、細川も真ん中低めのストレートを捕らえてバックスクリーン右へ!6/23以来の第11号ソロアーチで自身最多タイ本塁打。3対0と一発で得点した。

しかし、その裏セギノールにライト前安打を許すと、フェルナンデスが弾丸ライナーのレフトオーバー2ラン本塁打。3対2と1点差に詰め寄られてしまう。

それでも打線はきっちりと再び西口を援護。5回先頭の片岡が左中間の二塁打で出塁すると、栗山が送り、ボカチカには死球。ランナー1,3塁のチャンスとなる。
初回のチャンスにはゴロに倒れた江藤がきっちりと三遊間を破る適時打を決め、4対2と1点を追加した。
さらには石井義の当たりがファースト内野安打となり5点目を追加。

イーグルス先発・青山は4回1/3で降板。被安打7、3奪三振、5失点という内容となった。

8月になってから毎試合本塁打と好調のライオンズ打線は、7回栗山が四球で出塁すると、ボカチカが10球粘った末真ん中低めのチェンジアップをレフトスタンドに運ぶ!ボカチカは8月4本目のアーチ。7対2と差をつけた。

8回には細川が今度はバックスクリーン左に運ぶソロ本塁打!自身3度目の1試合2本塁打で自身最多記録となる第12号を放った。

今季一発を浴びるとリズムを崩す西口だったが、今日は違った。味方の援護にもうまくリズムを掴み、6,7,8回を三者凡退。特に8回は内村を高めストレートで空振り三振、4番セギノールからも高めストレートで空振り三振を奪い、球威で押す投球を見せ、6回以降ランナーを出さなかった。

最終回には小野寺が上がり一人1球ずつ、わずか3球で三者凡退!

昨日は打線爆発も投手陣が崩れただけに、その恩返しとも言える西口、小野寺のナイス好投で快勝。
西口は、今季最長の8回を7安打、8奪三振、無四球、2失点で6/29以来の5勝目。

明日も投打の噛み合った試合で勝ち越したい。