試合戦評。

8月16日 オリックス西武ドーム
オ|001 200 400 0 7
西|200 020 003 1x 8

オ|H:10 E:0
西|H:14 E:2

ライオンズ先発は帆足。初回からストレートで押し、三者凡退に仕留める。

すると1回裏ボカチカがレフト前安打で出塁すると、3試合ぶりのスタメンとなるセンター二塁打を放ち1点を先制する。さらに後藤がレフト左に運ぶ二塁打で2点目をあげる。

2回は濱中のライト前への当たりをボカチカが捕球ミス。結果3塁打となり得点圏のチャンスを与えてしまう。しかし、後続を抑え無失点に切り抜けた。

3回表、帆足は後藤にセンターオーバーの二塁打を浴びる。鈴木が送ってランナー3塁。下山のファーストゴロの間に1点を返されてしまう。
4回には濱中がライト前安打で出塁すると、北川が振り抜いた打球はそのままレフトスタンドへ。第9号2ランで2対3と逆転を許してしまった。

しかし5回裏、佐藤が2アウトからセンター前安打で出塁すると、すかさず2塁への盗塁を決める。片岡は四球を選びランナー1,2塁。
栗山がレフトとショート前に落ちるポテンヒットで2者が生還し再び勝ち越し!4対3とする。

打線の逆転に6回帆足は2度目の三者凡退!
6回を投げ、被安打5、4奪三振、無四死球、3失点で勝利投手の権利を持って降板した。

しかし、2番手正津が誤算だった。代わったばかりの7回表、濱中に同点に追いつくレフトオーバーのソロ本塁打を浴びてしまう。さらには、後藤が猛打賞となるレフト左への2塁打、鈴木が四球を選びランナー1,2塁のチャンスになってしまう。
すると、下山の一塁前にバウンドした打球をブラゼルファンブル。その間に後藤が生還し逆転を許してしまう。
さらには、坂口のライト前安打をボカチカが後逸してしまいヒットとエラーで2者が生還。4対7とつきはなされた。

このまま波に乗るバファローズに初戦を落とすかと思われた9回だったが、諦めなかった片岡、栗山が連打でチャンスを作る。
すると、ボカチカが的を絞って振り抜いたフォークを弾丸ライナーでレフトスタンドへ!エラーの汚名返上となる起死回生の3ランで土壇場に追いついた。

10回表、グラマン三者凡退で仕留め舞台は整った。
10回裏告げられた代打は平尾。「ストライクがきたらとにかく振ろうと思った」と初球を振り抜いた打球は打った瞬間入ったと分かるレフト中段への代打サヨナラホームラン!!平尾が1塁で体いっぱいにガッツポーズをした!

「やっちゃいましたぁ!」お立ち台で今季初の平尾の声が響いた。ファンが待っていた待望の結果。所沢での6連戦の初戦に最高の結果が待っていた。