試合戦評。

8月21日 ソフトバンク西武ドーム
ソ|311 110 020 9
西|201 000 200 5

ソ|H:17 E:0
西|H:8 E:1

ライオンズ先発は05年4月1日以来の先発となる岡本篤。
初回本多にライト前安打、松中には四球を与え、小久保の打ち取った当たりをサード・中村が弾いてしまい満塁のピンチを背負う。すると松田にライト前2点適時打、さらには吉川にレフト適時打を浴び、初回3点を失った。

しかし、1回裏栗山が四球で出塁するとブラゼルが外角低めのカーブを振り抜きライトオーバーの第27号2ランで2点を返す!

しかし2回表本多がライト前二塁打で出塁すると、金子がライト前適時打を放ち追加点を許す。ボカチカからの矢のようなバックホームも間に合わなかった。

3回表は松田にサード前でイレギュラーするレフト前二塁打、大村にライト前適時打を浴び、岡本篤はここで降板。岡本篤は2回0/3を投げ被安打7、無三振、5失点(自責点3)での降板となった。
3回裏、ボカチカが左中間への二塁打で出塁すると、中村がレフト前適時打を放ち3対5と1点を返す。「僕のエラーで点を取られているので」と必死に打った1本だった。

2番手にあがった平野は、3回は抑えるも4回表本多に猛打賞となる右中間への二塁打を浴び、松中のセンター前適時打で追加点を許してしまう。
5回には吉川に四球、辻にはピッチャー内野安打を許し、本多のレフト左適時打で3対7と差を広げられてしまった。

5回まで毎回失点の悪い流れの中、6回からマウンドに上がった谷中は見せ場を作った。
松中との15球勝負の末レフト越二塁打を許すも後続を抑えて無失点に切り抜ける。さらには7回本だにレフト越二塁打を許すも、またもあ後続を抑え無失点に切り抜けた。
なお、本多はこの試合5連打、昨日からは8打席連続安打を放った。

7回裏、平尾がセンター前安打で出塁すると、続く片岡もレフト前安打でランナー1,2塁のチャンスを作る。栗山のレフトフライの間にそれぞれがタッチアップしランナー2,3塁。このチャンスにボカチカがレフト左に2点適時打を決め5対7と再び2点差まで攻め寄った。

しかし、その直後の8回表小久保にセンター越えの二塁打を浴びると、松田にライト越え第14号2ランを決められダメ押し9点目が入ってしまう。

ライオンズ・クラシック最終戦は白星を飾ることができなかった。
しかし、北京五輪で3人が抜けたチームでも、「キーポイントになる」と渡辺監督も話した12連戦を8勝4敗と勝ち越し、優勝マジックも点灯させた。選手の意地と強さが感じられた連戦となった。

選手たちは2日間の間を挟み、再び8連戦に臨む。一休みをしさらに首位を快走してくれるだろう。