試合戦評。

8月26日 楽天西武ドーム
楽|000 140 200 7
西|002 000 000 2

楽|H:12 E:0
西|H:9 E:3

ライオンズ先発はキニー。初回三者凡退に仕留め上々のスタートを切る。

3回裏、細川がサードへの内野安打で出塁すると佐藤がきっちり送る。さらには暴投の間に細川は3塁まで進む。得点圏打率リーグトップの片岡がここできっちりライトへの適時打を放ち先制点をあげる。さらには栗山、中島と安打が続きこの回2点をあげた。

しかし、4回表キニーは山崎武に一発を浴びてしまう。
5回には藤井がセンター前安打で出塁すると、聖澤の三塁線へのバントが内野安打に、さらには渡辺直の一塁線へのバントをファースト・ブラゼルが捕るも1塁カバーがいなく内野安打に。守備の乱れから満塁のピンチを作ってしまった。
2番代打・高須は三振に仕留めるも、リックにレフト左への2点適時二塁打を浴び逆転を許してしまう。さらにはセギノールのレフト犠飛で追加点。さらにはフェルナンデスのレフト適時打で2対5と3点のリードを許してしまった。

キニーはここで降板。序盤の好投むなしく4回2/3を投げ、被安打7、4奪三振、5失点での降板となった。

続く谷中は続くピンチも山崎武を見逃し三振に仕留める。
6回には鉄平の安打、渡辺直への四球で得点圏のランナーを背負うも無失点に抑えた。2度目の1軍登板となってから谷中は好投を続けている。

7回表、3番手大沼が先頭のリックに右中間への安打を浴びると、山崎武にこの試合2本目となる第18号2ランを浴び2対7と追加点を許してしまう。大沼はこの回打ち取った当たりも全部外野に飛ぶという不安の残る内容だった。

ライオンズは2回の先制以降、チャンスは作るも後続がつながらず無得点が最終回まで続いてしまった。

得点にはつながらなかったが、2回にサード・中村、3回はセカンド・片岡、9回にはショート・中島にエラーがあり、守備の乱れが試合の流れを乱した。

その一方好守備もあった。
2回はフェルナンデスのライトへの当たりをG.G.佐藤が難なく処理。小さくガッツポーズをした。7回にはセンターへの低いライナーを佐藤が地面すれすれでダイビングキャッチ。ヒット性の当たりを防いだ。

大久保コーチは試合後「また家族のようなチームに戻るだろう。」と話した。今日は五輪組が合流し、少しかみ合わなかった部分があったかもしれない。しかし、チームは優勝に向かってまとまるだろう。