試合戦評。

9月2日 ロッテ戦 千葉マリン
西|001 010 012 5
ロ|130 000 40X 8

西|H:13 E:1
ロ|H:17 E:0

ライオンズ先発は石井一。
初回西岡、オーティズに連打を浴びると、サブローには死球、大松のライト犠飛で先制点を許してしまう。
制球は悪くなかった石井一だが、2回にもズレータ、ベニーに連打を浴び、大塚の犠打でランナー2,3塁。西岡にライト線への2点適時二塁打を浴びさらに2失点。続くオーティズに四球を与え、今江にはセンター越えの適時二塁打を浴び4失点。自身最短タイの1回2/3、被安打6、4失点で早くも降板した。

2番手に上がったのはキニー。3回には里崎、ベニー、大塚の3安打で満塁のピンチを迎えるも西岡をショート併殺打に打ち取り無失点に切り抜ける。
4回にもオーティズにレフト左への二塁打を浴び、3塁まで進めるも無失点に抑えた。

今日は先発・石井一が早々と降板したため、中継ぎ陣が試合をつないでいった。

3番手・谷中は5回ベニーに四球、大塚、西岡に安打を浴び満塁のピンチを作るもまたもオーティズをセカンドゴロに抑え無失点に切り抜けた。

4番手に上がったのは大沼。6回3番から始まるクリーンアップを3者凡退に打ち取る。5番・大松は外いっぱいのストレートで空振り三振に仕留めた。
しかし、7回も続投した大沼は簡単に2アウトを取るも、ベニーに四球を与え、9番・大塚にレフト越えの第3号2ランを浴びてしまう。追い上げムードの勢いがこの1本で減速してしまった。さらには西岡、オーティズに連打を浴びさらに1失点。

3番今江を迎えるところで、5番手三井に代わった。しかし、続く三井も今江、早川に連打を浴び1点を失ってしまう。この回大沼、三井の2人で結局4失点を許してしまった。

しかし、8回裏は三井の意地。強打者里崎、福浦、ベニーを打ち取り3者凡退に抑えた。

一方渡辺俊に今季4連敗を喫しているライオンズ打線は、これまでの4試合よりも渡辺俊の独特の投球を捕らえていた。

3回片岡がレフト前安打で出塁すると、栗山がレフト線への適時二塁打を放ち1点を返す。

5回には赤田がライト前二塁打を放つと、片岡が猛打賞となるピッチャー内野安打。栗山の当たりはショート併殺打となるもその間に赤田が生還し、さらに1点を返す。わずか3安打、無失点に抑えられた7月20日の試合に比べて、攻略はできていた。

しかし、7回の4失点で3点だった差は6点に広がってしまう。

それでも首位を走るチームの意地。
8回プロ人生初の4番に起用された大島が05年以来となるライト越え今季第1号ソロ本塁打を放ち1点を返す!
さらには最終回、それまで3三振だった中村が左中間への安打、石井義がライト線への二塁打を放ち猛打賞。ランナー2,3塁とし、渡辺俊はここで降板。完投勝利を阻止した。

渡辺俊に代わった荻野から今日1軍登録された代打・松坂はライトオーバーの適時二塁打を放ち1点を返すと、片岡がレフト犠飛を放ち、再び3点差まで追い上げる意地を見せた。

試合は5対8で終了。渡辺俊には今季5連敗となってしまったが、12安打を放ち次の対戦での勝利を予感させる内容となった。

明日、明後日は今日の借りを返し、マリンの風をライオンズの味方にしたい。