試合戦評。

9月3日 ロッテ戦 千葉マリン
西|000 100 010 2
ロ|000 000 000 0

西|H:9 E:4
ロ|H:4 E:0

ライオンズ先発。8月は負けなしの3連勝を飾り、好調の西口だったが今日は序盤から球が荒れていた。
しかし、この荒れ球が功を奏した。

初回、今江、橋本に連打を浴びるとも続く大松を抑え無失点に切り抜ける。
2回にはベニー、大塚に連続四球を与え、ランナー1,2塁のピンチで西岡を迎えレフトに弾き返されるも栗山が追いかけ半身で捕球した。
3回は、オーティズの三遊間への当たりをショート・中島がファンブル。続く今江にはレフト前安打を浴びるも、続く4番からを3人で抑え、ここも無失点で切り抜けた。

西口が悪いながらも3回まで無失点に抑える中、4回表好調の片岡がレフト前へのクリーンヒットで出塁する。片岡の当たりはレフト前だったが、足を生かして一気に2塁へ!単打を二塁打にした!
続く栗山が送りバントで片岡を3塁に送り、バッターは中島。真ん中低めのストレートを弾き返しライト前に運び、先制点を奪った!

4回裏は先制点をくれた野手への感謝を示すように西口は3者凡退。5回も中島の今日2個目の失策でランナーを出すも4人で打ち取った。

6回表、片岡が今季16度目の猛打賞となるライト前安打で出塁すると、栗山がショートへの内野安打でランナー1,2塁。中島のピッチャーゴロの間に2,3塁とチャンスを作るも、ここは後続が打ち取られ無失点となった。

西口は7回2アウトから西岡に不運なポテン二塁打を浴びると、制球が乱れ、連続四球を与えてしまう。何度もピンチを切り抜けきたが、満塁のピンチを作ってしまいここで降板となってしまった。
しかし、4番・橋本との勝負を2番手・星野がサードフライに打ち取り、このピンチを切り抜けた。

1対0とわずか1点のリードで続いていた試合。ついに8回追加点をあげる。栗山が四球を選び、中島のライト前安打でランナー1,3塁。このチャンスに5番・江藤がセンター前への適時打を放ち、2対0とリードした。

8回裏は3番手・小野寺がマリーンズが代打の代打を送る作戦も安定した投球で3者凡退。本来の小野寺の投球がここ一番の大事な時期に戻ってきた。

9回裏はグラマンがベニーを空振り三振、大塚には四球を与えるも西岡、オーティズを抑えゲームセット!今季26セーブ目をあげた。

どちらかといえば、マリーンズ・久保が好投と言える試合。しかし、悪いながらもここぞという時に一番の球を投げた西口が粘りの投球で8月から4連勝の今季8勝目をあげた。

今季最多タイの4失策と守備も乱れたが、昨日の借りを返す零封勝利でライオンズは優勝マジックを17に減らした。

ホークス3連戦が引き分けだったため、8/27以来となる勝利。貯金は今季最多タイの18とした。
明日も勝ち今カード勝ち越しを決め、5連勝と勢いに乗る対オリックス戦に備えたい。