試合戦評。

9月11日 日本ハム西武ドーム
日|110 000 010 3
西|101 012 00X 5

日|H:7 E:0
西|H:9 E:0

ライオンズ先発は涌井。

初回先頭の田中賢にライト右への二塁打を浴びると、稲葉にはセンターへの適時二塁打を打たれ先制点を許してしまう。

しかしその裏、片岡がレフト前安打で出塁するとすぐさま2塁への今季46個目の盗塁を決める!中島、江藤が連続四球を選び、満塁のチャンス。5番・石井義はピッチャーゴロに倒れ、片岡がホームでアウトになるも、再び満塁。
中村が出かかったバットを止め押し出しの四球ですぐさま同点に追いついた。

だが、涌井がこのところ続いていた"得点をあげた後に得点を取られてしまう"投球になってしまう。
2回糸井にレフトフェンス直撃の二塁打を浴びると、ピッチャー犠打でランナー3塁。一塁線へのスクイズを決められ、再び勝ち越されてしまった。

今季カード3連敗はなかったライオンズ。今日は今季初めて、その可能性があった。

しかし3回裏、中島がレフトフェンス直撃の二塁打を放つと、中村がレフト前適時打を放ち同点に追いつく。

5回裏には江藤が2試合連続となる第6号ソロ本塁打を放ち逆転!涌井に勝利投手の権利を与えた。

6回裏は、大島が四球で出塁すると、1番・片岡がレフトスタンドに飛び込む第3号2ランを放ち、差を広げる。

昨日は追い上げが一歩及ばなかったが、今日は早くから流れを引き戻した。

すると、涌井は「慎重になりすぎていた」という3回までの投球を修正し、4回以降見事な投球を繰り広げる。

5回表はすべて詰まらせて取るフライアウトで3者凡退。
6回は5番からの攻撃も伸びのあるストレートで空振り三振を奪うなど2イニングス連続3者凡退に仕留めた。

8回表には高橋に3試合連続となる本塁打を浴びるも、4回以降は3安打に抑える好投!

被安打7、4奪三振、3失点で試合を作り、7/22以来の白星となる9勝目。2桁10勝目にリーチをかけた。

グラマンは最終回を3人で抑え27セーブ目をあげた。

連敗を3で止め、優勝Mは13。クライマックスシリーズ進出のマジックは一気に8まで減った。