試合戦評。

9月16日 ロッテ戦 西武ドーム
ロ|110 001 000 3
西|010 300 00X 4

ロ|H:9 E:0
西|H:6 E:0

ライオンズ先発は今季対ロッテ勝ち星のない石井一。
初回オーティズにセンター前安打を浴びると、4番・ズレータに右中間二塁打を浴び先制点を許す。
2回には7番橋本から3連打を浴び、大塚のレフト適時打で追加点。0対2とされた。

しかしその裏、ライオンズは渡辺俊と相性の良い中村が左中間への二塁打で出塁すると、続く石井義がレフト前適時打を放ち、1点を返す。

4回裏にはまたもや中村がセンター前安打で出塁すると、続く石井義もライト前安打。佐藤が四球を選び満塁のチャンスを作った。
ここで8番・細川はサード強襲の2点適時内野安打!!3対2と逆転に成功した。
さらに、赤田が死球でまたも満塁とし、片岡のファールゴロ間に佐藤が生還!
今季まだ勝ち星のない渡辺俊から貴重な逆転、追加点を取った。

逆転をもらった石井一は立ち直る。
4回は橋本にライト前安打を浴びるも、後続を抑え無失点で切リ抜けると、5回は1番からの好打順を3者凡退!
対ロッテ戦今季初勝利の権利を得た。

6回表、先頭のズレータにライト越えの一発を浴び、4対3と追いつかれ2アウトまで取ったところで石井一はマウンドを降りる。しかし、被安打8、1四球、3失点の好投だった。

ここからライオンズは継投策。

2番手・正津は大松にショート内野安打を浴びるも、続く三井が代打・大松をファーストゴロに打ち取り同点は許さず。

7回は今日1軍復帰した岡本真がオーティズを得意のスライダーで空振り三振に仕留めるなど3者凡退と復活の投球!

8回は小野寺が4,5番を抑え2アウトにすると、左の橋本に対し星野がワンポイント登板。浅いセンターフライに打ち取った。

4対3のまま迎えた最終回は、今季ロッテ打線をノーヒットに抑えている守護神・グラマン
大松、代打・田中雅は決め球のチェンジアップで2者連続三振に仕留めると、最後は西岡をショートゴロに打ち取り3者凡退で今季29セーブ目。ロッテからは今季16打数ノーヒットに記録を伸ばした。

今季6度目の対決で渡辺俊にようやく黒星をつけ、06年9/6以来の勝利で連敗を7で止めた。

石井一はリリーフ陣にも助けられ、ロッテ戦3連敗を止め06年6/16の交流戦以来の勝利で今季11勝目。

CS、日本シリーズを睨んだ早め早めの継投が結果を残したことも大きい。優勝マジックは7となり、最短優勝は9/21とした。