試合戦評。
9月17日 ロッテ戦 西武ドーム
ロ|000 301 000 0 4
西|010 000 300 1X 5
ロ|H:9 E:1
西|H:10 E:0
ライオンズ先発は西口。初回早川にライト前安打を浴びるも、細川が早川の盗塁を阻止!続く橋本は空振り三振に仕留め、無失点で上々の立ち上がりを見せる。
2回は大松に四球を与えるもサブローをショート併殺打に打ち取り、またも3人で打ち取った。
3回は下位打線をたった5球で仕留める3者凡退!西口らしい伸び伸びとした投球を見せた。
マリーンズ先発は久保。打線は2回裏、ブラゼルが2塁にスライディングするライトフェンス直撃の二塁打で出塁すると、久保の暴投でブラゼルは3塁へ。石井義がセンター犠飛を決め先制点をあげる。
しかし、4回表西口が西岡に四球を与え、早川のゴロ間に西岡をアウトにするも早川は2塁へ。続く橋本にセンター前適時打を浴び同点に追いつかれてしまう。
5番・大松が西口の変化球を捕らえた打球はそのままライトスタンドへ。今季西口から3本目となる2ランで逆転を許してしまった。
西口は5回オーティズに死球、西岡に四球を与え2アウト1,2塁としたところでベンチに下がる。前回10日の試合に続き右大腿後側部の張りの為交代となった。
昨日に続き継投でつながなければならない試合展開となった。
2番手は三井。早川に死球を与え満塁のピンチを作るも、続く橋本をセンターフライに打ち取り、無失点で凌いだ。
6回は昨日1軍登録された許。大松にライト越え二塁打を浴びると、サブローの右飛でランナーは3塁へ。福浦の打席で暴投をしてしまい大松が生還。追加点を許してしまう。
7回も許。西岡に四球、早川にライト線二塁打を浴び、橋本を敬遠。満塁策として4番・ズレータとの勝負は、計算通りのサード併殺打!!ここは無失点に切り抜けた。
すると7回裏、細川が止めたバットがキャッチャー内野安打となるミラクルなヒットで出塁すると、片岡が足で稼ぐサード内野安打を放ちランナー1,2塁とする。2番・栗山が一二塁間を抜けるライト前適時打を放ち1点を返した。
さらに中島は四球で出塁し2アウト満塁とすると、ブラゼルが三遊間を悠々と破るレフト前2点二塁打を放ち、片岡、栗山が生還!!一気に同点に追いついた。
試合はそのまま延長戦へ。
10回表、7番手の大沼が5番から始まる好打順を全てフライアウトに打ち取る3者凡退に打ち取る!
西口、三井、許、星野、小野寺、グラマン、大沼と今日も7人でつなぐ継投となった。
するとその裏、中村が初球を振り抜いた打球はそのままセンターバックスクリーンへ一直線!!さすがホームランキングの中村、一発で決めてくれた!
中村は「今までの41本の中で一番気持ちよかったです!」という第41号アーチで今季初のマリーンズとの延長戦に決着をつけた。ホームではお茶、ジュース、水をかけられもみくちゃにされた。
飛びついてきた片岡をおんぶし、球場を駆け回りアドリブでダンス。劇的な今季7度目のサヨナラ勝ちとなった。
優勝マジックは5、貯金を今季最多タイの18とし、2カード連続の勝ち越しでロッテ戦のシーズン負け越しが無くなった。