試合戦評。

9月27日 日本ハム戦 札幌ドーム
西|002 000 020 4
日|200 000 30X 5

西|H:8 E:2
日|H:6 E:0

ライオンズは初回、ファイターズ先発のグリンから栗山、中島が連続四球を得、チャンスを作るも続く後藤、中村が打ち取られ先制点をチャンスを逃す。

その裏今季自身目標としている13勝目をかけてマウンドにあがった岸は先頭の田中賢に四球を与えると、3番・稲葉にライトスタンド上段への第20号2ランを浴び先制点を許してしまう。

3回表、先頭の片岡がセンター前安打、続く栗山がレフト前安打と2連打で出塁すると、中島の初球にパスボールでランナー2,3塁。中島の三塁線への当たりはサード小谷野の好守備に阻まれてしまうも、5番・中村がセンター前への2点適時打を放ち同点に追いつく。

岸はその裏、3つの四球を与え1アウト満塁のピンチを背負ってしまう。しかし、ボッツを空振り三振、糸井をレフトフライに打ち取り無失点に凌いだ。

いつもよりスピードもなく、制球も定まらなかった岸は5回で降板。被安打4、5奪三振、2失点で100球近い94球を投げての交代となった。

4回以降3イニングス試合は動かなかった。

しかし7回裏、3番手の許が先頭の金子誠にレフト越え二塁打を浴びると、田中賢が送り1アウトランナー3塁。森本はセカンドライナーに打ち取るも、3番・稲葉に四球を与えてしまう。

すると高橋のセカンドへの当たりを片岡がまさかのファンブル。その間に代走で3塁にいた紺田が生還し勝ち越し点を許した。
これにペースを乱した許は、さらにスレッジ、小谷野、ボッツと3者連続四球を与えてしまい押し出しでファイターズは2点を追加。2対5と突き放された。

それでも8回表、先頭の4番・後藤がレフト前安打で出塁すると、石井義がライト前安打で出塁しランナー1,2塁。赤田のショートゴロ間に後藤は3塁まで進み1,3塁とする。すると銀仁朗が四球を選び満塁!ここで今日それまでノーヒットだった松坂が三塁線いっぱいのレフト前2点適時二塁打を放ち2点を4対5と2点を返した。

しかし、最終回。ファイターズ守護神MICHEALの前に3者凡退に倒れ、ライオンズは5連敗。ファイターズとの今季対戦成績は14勝9敗1分となった。

優勝が決まった翌日の試合で、疲れも残っていた選手たちだが、明日からのホーム最終連戦はファンの前でライオンズらしい野球を見せたい。