試合戦評。

4月7日 オリックス西武ドーム
オ|020 000 001 3
西|010 203 02X 8
オ|H:6 E:0
西|H:15 E:0

リニューアルした西武ドームでのホーム開幕戦。前の試合でサヨナラ負けを喫した嫌な流れを断ち切るべく、バファローズ戦で相性の良い岸がマウンドに上がりました。

その岸は初回、2奪三振を奪うなど3者凡退に封じ、上々の立ち上がりを見せますが、続く2回に4番・ローズに中前安打を許すと、5番・後藤にライトポール際へ運ばれる2ランを浴び、2点を先制されてしまいます。

しかし直後の攻撃、4番・中村と7番・石井義の2本の中前安打で2死1,2塁のチャンスを作ります。ここで8番・細川が詰まりながらもセンター・坂口の前に落とす適時打を放ち、1対2と1点差に詰め寄ります。

そして4回、石井義がバファローズ先発・金子の高めに浮いた球を逃さず、右翼席中段へ運ぶ第1号ソロを放ち、同点に追いつきます。さらに続く細川、9番・ボカチカの連続長短打で無死2,3塁とします。ここで1番・片岡は併殺に倒れますが、この併殺の間に3塁ランナーの細川が走者がホームインし、3対2と勝ち越しに成功します。

6回には金子の後を受けた川越、ボーグルソンをとらえ、ボカチカ、片岡の連続適時打と中村の適時打で3点を追加し、6対2とリードを4点に広げます。

打線の援護をもらった岸は、2回以降すっかり立ち直り、後藤の本塁打以降6回まで一人の走者も出さない快刀乱麻のピッチングを披露。試合の流れを完全にライオンズへと引き込みます。

勢いに乗った打線は8回にも中村、清水、G.G.佐藤の3者連続二塁打でダメ押しの2点を奪って点差を6点に広げ、最後は岸の後を受けた2番手・岡本慎が1点を失いますが、最少失点で切り抜けてゲームセット。新たなユニフォームで迎えた記念すべきホーム開幕戦を、見事白星で飾りました。

先発の岸は8回を投げきり135球、被安打4、奪三振6、与四死球1、失点2の力投で今季初勝利。点を奪われた2回以外はほぼ完璧な内容の投球を見せ、昨年からの対バファローズ戦の連勝を5に伸ばしました。

一方の打線は2試合連続2桁安打の15安打で8点を奪う猛攻。前の試合で今季1号を放った中村は3安打、さらに石井義は4安打と、依然好調ぶりをキープしており、その勢いはとどまるところを知りません。

明日は貯金1を作るべく、石井一がマウンドに上がります。