試合戦評。

4月9日 オリックス西武ドーム
オ|000 122 001 6
西|416 001 10X 13
オ|H:14 E:0
西|H:17 E:0

本拠地開幕カード勝ち越しを果たすべく挑んだ今日の試合。プロ入り通算160勝に王手をかけている西口が先発としてマウンドに上がりました。

西口は初回、2番・塩崎に安打で出塁を許しますが、続く3番・カブレラ、4番・ローズを打ち取る上々の立ち上がりを見せます。

するとすかさず打線が初回からバファローズ先発の平野をとらえ、西口を援護します。1死2,3塁のチャンスで4番・中村が左翼線ギリギリに落ちる2点適時打を放ち、先制に成功。続く6番・G.G.佐藤、8番・細川にも適時打が飛び出し、この回打者9人の猛攻で4点を奪います。

2回には1番・片岡に今季第1号が飛び出して1点を追加し、圧巻だったのは3回。2点適時打を放った9番・ボカチカを3塁に置き、2番・栗山が待望の今季初安打となる適時打を右前に運んで8対0。さらにバファローズ2番手の本柳から、5番・清水が自身2年ぶり、移籍後初本塁打となる今季第1号3ランを弾丸ライナーで右翼席中段へ運び、この回一挙6点を挙げて11対0と序盤で大量リードを奪います。

大量援護に恵まれた西口は、2回、3回と完璧な投球でバファローズ打線を封じますが、4回、カブレラに左翼席への特大の一発を浴びると、5回には塩崎、6回には8番・日高にそれぞれ2ランを浴び、11対5と点差を縮められていまいます。

しかし6回裏、中村がリーグトップに並ぶ2試合連続の今季第3号ソロを放ち、続く7回にも栗山に今日2本目の適時打が飛び出してさらに1点を追加。13対5とし、追いすがるバファローズを突き放します。

最終回には代打・濱中に本塁打を浴びて1点を返されましたが、4番手・星野が締めて13対6でゲームセット。両チーム合わせて計31安打19得点、7本もの本塁打が飛び交う乱打戦を制しました。

先発の西口は6回を投げて94球、被安打9、奪三振5、与四死球1、失点5という内容でしたが、打線の援護にも恵まれて見事プロ入り通算160勝目を記録。さらに栗山にもようやく今季初安打が飛び出すなど、チームは昨日の鬱憤を晴らすかのように先発全員安打を達成し、見事本拠地開幕カード勝ち越しを決めました。

明日からは仙台での3連戦。首位に立つ好調・イーグルスに挑みます。