試合戦評。

4月10日 東北楽天Kスタ宮城
西|100 020 102 6
楽|000 000 000 0
西|H:11 E:1
楽|H:4 E:0

前日に今季最多の17安打13得点を挙げて大勝し、開幕カード勝ち越しを決めて勢いに乗るライオンズ。今日は杜の都・仙台で、好調・イーグルスとの3連戦の初戦に臨みました。

ライオンズは初回、イーグルス先発のエース・岩隈にいきなり襲いかかります。先頭の片岡が鮮やかな右前安打で出塁し、すかさず二盗。1死2塁のチャンスを作ると、好調の3番・中島に一二塁間を破る適時打が飛び出し、1点を先制します。

その後も制球の定まらない岩隈を攻め立てて毎回のように得点圏に走者を進めるなどし、迎えた5回。安打と2つの四球で2死満塁のチャンスを作ると、ここで4番・中村が右中間への適時二塁打を放ち、2点を追加。3対0とし、この回で岩隈をマウンドから引きずり下ろします。

一方のライオンズ先発の涌井は、圧巻の投球内容。1回、2回と無失点に封じ、3回こそ2死満塁のピンチを迎えますが、4番・セギノールから146キロのストレートで空振り三振を奪ってピンチを切り抜けます。その後は6回まで1本の安打も許さず、イーグルスにつけいる隙を与えません。

好投を続ける涌井にさらなる援護を与えたい打線は7回、この試合2安打と好調のボカチカが、打った瞬間にそれと分かる、左翼席へ運ぶ今季第2号ソロを放ち、4対0とリードを広げます。

さらに9回、ここまで3番手・朝井に5者連続三振を含む7奪三振を喫していましたが、片岡、栗山、中島の3連打でダメ押しの2点を追加。6対0とリードを広げ、最後は涌井の後を受けた2番手・大沼が力のあるボールで打者3人を封じてゲームセット。投打のガッチリかみ合った試合内容で見事な完勝を収めました。

先発の涌井は8回を投げて138球、被安打3、奪三振7、与四死球3、無失点という素晴らしい投球で、見事開幕2連勝をマーク。開幕から好調ぶりを見せている打線も、WBCでの活躍も記憶に新しい岩隈をノックアウトするなどして理想的なペースで得点を挙げ、今季早くも4試合目となる2桁安打を達成しました。

これで首位・イーグルスとのゲーム差は1。この勢いで明日明後日も連勝し、一気に首位奪取を狙いましょう!!