試合戦評。

4月16日 福岡ソフトバンク戦 ヤフードーム
西|101 330 400 12
ソ|004 001 000 5
西|H:11 E:0
ソ|H:8 E:0

昨日は4時間50分の熱戦の末、何とか引き分けに持ち込んだライオンズ。3カード連続の勝ち越しを果たして首位奪取の足固めを図るべく、今日の試合に臨みました。

初回、スタメン復帰を果たした1番・片岡が二塁打で出塁し、続く2番・佐藤が送りバントを決めて1死3塁とします。ここで3番・中島が左犠飛を放ち、理想的な攻撃で幸先良く1点を先制。さらに3回には、片岡が今度は左中間へ運ぶ今季第2号ソロを放って2対0とし、序盤からリードを広げます。

ライオンズ先発の西口は初回からテンポの良い投球でホークス打線を封じて上々の立ち上がりを見せますが、3回に突如リズムを乱してしまいます。安打と犠打で1死2塁とされると、9番・森本に適時打を浴びて2対1。さらにその後1死1,2塁とされ、2番・川崎に右翼席最前列に運ばれる3点本塁打を許してしまい、2対4。一挙4点を失い逆転を許しますが、この逆転をきっかけにライオンズの打線に一気に火がつきます。

直後の4回、4番・中村が左前安打で出塁し、続く5番・G.G.佐藤が右中間を破る2点適時二塁打を放って1点を返すと、6番・平尾に左翼席中段への2点本塁打が飛び出し、5対4とすぐさま試合をひっくり返します。

さらに5回、2つの四球で1死1,2塁の場面を作り、ここで中村が左翼席へリーグ単独トップに立つ5号3ランをライナーで叩き込み、8対4としてホークスを突き放します。

6回に不運な当たりの適時内野安打で1点を返されますが、7回に再び中村のバットが火を噴きます。死球と安打で無死1,2塁とすると、今度はキレイな放物線を描いて左翼席上段へ運ぶ6号3ランを放ち、11対5。その後8番・細川にも適時打が飛び出し、12対5とリードを大量7点に広げました。

その後は7回から登板した4番手・平野が9回までいずれも打者3人で締める完璧な内容でホークス打線をねじ伏せ、ゲームセット。今季チーム最多の4本塁打でホークスを圧倒し、昨日の鬱憤を晴らす猛攻で大勝しました。先発の西口は5回途中まで82球、被安打7、与四死球1、失点5という内容でしたが、今日も打線の援護に恵まれて今季2勝目。平野もプロ入り初セーブを記録しました。

引き分けを挟んだため3連勝こそならなかったものの、2勝1分できっちり3カード連続の勝ち越しを果たしたライオンズ。明日からは3位に浮上してきたファイターズとの3連戦。初戦は涌井とダルビッシュの注目のエース対決です。