試合戦評。

4月17日 北海道日本ハム西武ドーム
日|021 100 000 4
西|001 001 000 2
日|H:11 E:1
西|H:3 E:0

昨日は1試合4本塁打が飛び出し、12点を挙げてホークスに大勝したライオンズ。今日からは本拠地・西武ドームに戻りファイターズを迎えての3連戦ですが、その初戦はライオンズ先発・涌井とファイターズ先発・ダルビッシュという、球界を代表するエース同士の注目の対決となりました。

涌井は初回、2者連続三振を奪うなどして3者凡退に封じ、上々の立ち上がりを見せます。しかし2回、5番・小谷野に中前安打で出塁を許すと、続く6番・高橋に左翼席へライナーで運ばれる2点本塁打を放たれ、序盤で2点を先制されてしまいます。

さらに続く3回には、2死2塁の場面で3番・稲葉に粘られた末、11球目を中前に運ばれる適時打を浴びてしまい、0対3。リードを3点に広げられます。

しかし直後の3回裏、2死から"恐怖の9番"ボカチカが低めのストレートを思い切り叩き、左中間へと運ぶ今季第3号ソロで1対3としてリードを縮めます。

援護をもらった涌井でしたが、今日は踏ん張りきれません。4回、1死2塁から高橋に今度は中前適時打を許し、1対4とリードを再び広げられてしまいます。

その後も再三走者を背負いながら粘りの投球で追加点を許さなかった涌井は、結局7回を投げきったところで降板。128球、被安打9、奪三振7、与四死球0、失点4という投球内容でした。

なんとか涌井の黒星を消したい打線は6回、ここまで無四球だったダルビッシュから2つの四球を選んで2死1,2塁とします。ここで5番・清水が二遊間を破る中前適時打を放ち、2対4と再び2点差に詰め寄ります。

一気に勢いに乗りたいところでしたが、7回以降はいずれも3者凡退と完璧に封じられて1人の走者も出せず。最終回もダルビッシュの後を受けた新守護神・武田久の前に封じられてしまい、ゲームセット。先発の涌井は開幕3連勝を逃し、チームも今季初めて3連戦の初戦を落としてしまいました。

これでイーグルス、ファイターズに首位に並ばれてしまいましたが、明日は先発・帆足がチームの開幕カード以来となる負け越しを阻止し、さらに自身の今季初勝利を懸けて本拠地初登板となります。打線も昨日のような猛攻を見せ、再び上昇気流に乗っていきたいところです。