試合戦評。

4月25日 千葉ロッテ西武ドーム
ロ|000 000 300 3
西|000 000 200 2
ロ|H:7 E:1
西|H:7 E:1

昨日は涌井の史上初となる毎回奪三振と全員からの奪三振、そしボカチカ西武球場西武ドーム通算4000号など、記録ずくめの試合を投打のガッチリかみ合った内容で制したライオンズ。今日は自身の今季初勝利を懸け、帆足がマウンドに上がりました。

その帆足は初回から緩急を使った投球でマリーンズにつけいる隙を与えず、試合のリズムを作っていきます。5回までわずか2安打に封じ、6回には四球と安打で2死1,3塁とされて4番・井口を迎えますが、ここをきっちり内野ゴロに仕留め、先制点を与えません。

一方、好投の帆足を援護したい打線でしたが、マリーンズ先発・成瀬を打ちあぐね、沈黙してしまいます。4回に2死から5番・G.G.佐藤が四球を選び、続く6番・平尾が今日チーム2本目の安打となる左前安打で出塁し、さらに7番・佐藤の4球目に成瀬の暴投で2死2,3塁としてチャンスを作ります。しかし佐藤は粘った末の12球目に見逃し三振を喫してしまい、試合の主導権を握れません。

しかし7回、試合の均衡が破れます。ここまで無失点の好投を続けてきた帆足でしたが、味方の失策と犠打で1死2塁とされると、サブローに痛烈な左越適時二塁打を許し、1点を先制されます。さらに四球などで2死1,2塁とされ、代打・新里に右翼線へ運ばれる走者一掃の適時三塁打を浴び、0対3とリードを広げられてしまいます。

するとその直後、ライオンズがすかさず反撃を見せます。先頭の6番・平尾、7番・佐藤が連続安打で出塁。続く8番・銀仁朗が犠打でチャンスを広げ、その後2死2,3塁となります。ここで1番・片岡が右前へ運ぶ適時打を放ち、2対3。1点差に詰め寄り、勝利への執念を見せます。

その後ライオンズは帆足の後を大沼、星野でつないでマリーンズに追加点を許しませんでしたが、一気に勝ち越しといきたいところだった打線もマリーンズの継投の前に封じられてしまいます。

そして最終回、2死から片岡が安打で出塁するも、後が続かず試合終了。悔しい1点差負けを喫してしまいました。先発の帆足は7回を109球、被安打5、奪三振2、失点3、自責点0という内容で試合を作りましたが、今季初勝利は再び次回にお預けとなりました。

明日はワズディンが今季初勝利を懸け、マウンドに上がります。何としても勝利し、今日はチームの3カードぶりの勝ち越しを果たしたいところです!