試合戦評。

4月28日 福岡ソフトバンク西武ドーム
ソ|022 000 000 4
西|021 002 00X 5
ソ|H:8 E:3
西|H:7 E:2

ゴールデンウィーク9連戦初戦となる対ホークス戦。ここ3カード連続で負け越している嫌な流れを断ち切るべく、今日はここまで開幕3連勝中の岸がマウンドに上がりました。

いずれの試合でも安定した投球内容を見せていた岸でしたが、今日はリズムをつかめません。2回、1死から長谷川に左前安打を許すと、続く今日初スタメンのオーティズに来日初打席での今季第1号2ランを左中間へ運ばれてしまい、2点を先制されます。

岸を盛り立てたい打線はその直後の2回裏、ホークス先発のローから4番・中村の左前安打と相手の失策で1死1,2塁とすると、盗塁に相手の失策が絡んで1点を返して1対2。さらに7番・ボカチカの内野ゴロの間に1点を挙げ、すぐさま同点に追いつきます。

試合を振り出しに戻してもらった岸でしたが、3回には1死1,3塁の場面でボークを取られて1点を失い、さらにその後1死満塁の場面で長谷川に適時打を許して2対4。再び2点のリードを許してしまいます。

反撃を見せたいライオンズは再び直後の3回裏、1死3塁から2番・栗山の二塁適時内野安打で1点を返し、すかさず1点差に詰め寄ります。

岸は4回以降も毎回のように走者を出すものの、要所で踏ん張ってホークスに追加点を与えず、打線の援護を待ちます。

岸の粘投に応えたい打線は6回、1死1,2塁からボカチカの適時打で同点に追いつくと、代打・清水の内野ゴロが相手の失策を誘い、ついに勝ち越しに成功。苦しみながらも試合を作った岸に勝利投手の権利をプレゼントします。

その後7回は土肥、8回は大沼がそれぞれ打者3人でホークス打線を封じ、反撃の芽をつみ取ります。そして最終回は小野寺がホークス打線を力のある直球でねじ伏せ、3者凡退で試合終了。チームは連敗を2でストップしました。

先発の岸は6回を投げて112球、被安打7、奪三振5、失点4、自責点3という内容ながら打線の援護に恵まれ、開幕から無傷の4連勝。両リーグ単独トップの4勝目を挙げ、さらに西武ドームでの連勝を5に伸ばし、昨年7月からの自身の連勝を10にまで伸ばしました。

明日は石井一が自身の今季初勝利、そしてチームの4カードぶりの勝ち越しを果たすべく、マウンドに上がります。