試合戦評。

5月3日 北海道日本ハム戦 札幌ドーム
西|013 010 000 000 5
日|001 112 000 001X 6
西|H:10 E:0
日|H:11 E:0

昨日は2試合連続となる延長戦に突入した末、サヨナラ負けを喫したライオンズ。2カード連続の勝ち越しを果たして気持ちよくホームへ帰るべく、今日の試合に臨みました。

このカードではいずれも先制をしているライオンズは、2回にファイターズ先発の榊原から8番・銀仁朗が適時二塁打を放って今日も先制に成功。さらに続く3回には、4番・中村のセンターへの今季第10号3ランで3点を追加し、4対0と幸先良く序盤でリードを奪います。

ライオンズは今季リリーフで好投を見せていた2年目の平野が先発のマウンドに上がりました。序盤に援護をもらった平野でしたが、3回に金子誠にこの試合初安打となる左越ソロ本塁打を放たれると、続く4回にはスレッジに適時打を浴びて2点を返され、4対2となります。

5回には中村の2打席連続となる超特大の11号ソロが飛び出して再び援護をもらいますが、直後の5回裏に再び金子誠に適時打を浴び、さらに6回にはスレッジに右中間へ今季第7号2ランを運ばれ、同点とされてしまいます。

その後平野は7回を投げきり、打者31人に対して118球、被安打8、奪三振6、与四死球2、失点5という結果を残してマウンドを降り、後を中継ぎ陣に託します。

試合は7回以降、両チームともに得点圏まで走者を進めるものの互いに決め手を欠き、去年の8月以来となる3試合連続の延長戦に突入します。

2試合連続のサヨナラ負けだけは避けたいライオンズは、10回に中島の二塁打をきっかけに1死3塁のチャンスを作りますが、相手の好連携に阻まれてしまい、勝ち越しのホームを踏めません。

さらに12回には制球を乱したファイターズ6番手・谷元から3つの四球を選ぶなどして2死満塁のチャンスを迎えます。しかしここでもあと一本が出ず打ち取られてしまい、ライオンズは今日の勝ちが無くなります。

なんとか引き分けに持ち込みたいところでしたが、直後の12回裏のファイターズの攻撃。1死から4番手・小野寺が稲葉に右中間へのサヨナラ本塁打を浴びてしまい、試合終了。3試合連続の延長戦という死闘の末、まさかの2試合連続の延長サヨナラ負けを喫してしました。

悔しすぎる敗戦となってしまいましたが、明日からは本拠地・西武ドームに首位・イーグルスを迎えての3連戦が控えています。嫌な流れを完全に断ち切って上位再浮上の足がかりを作るべく、明日は連敗ストッパーの岸がマウンドに上がります!