試合戦評。

5月9日 福岡ソフトバンク戦 ヤフードーム
西|005 100 300 9
ソ|000 000 001 1
西|H:11 E:2
ソ|H:7 E:0

昨日は守護神・グラマンが崩れ、まさかのサヨナラ負け。5月に入ってからのこの嫌な流れを何としても断ち切るべく、今日は帆足が自身の今季初勝利を懸けてマウンドに上がりました。

その帆足は初回からボールを低めに集めてホークスに的を絞らせず、凡打の山を築いて試合のリズムを作っていきます。

すると3回、帆足を援護したい打線が一気に火を噴きます。まず先頭の9番・ボカチカが四球を選んで出塁。続く1番・片岡が右中間を破る適時三塁打を放ち、1点を先制します。2番・栗山が倒れて1死3塁となりますが、続く3番・中島が中越えの適時二塁打を放ち、2対0。さらに4番・中村が左翼席中段へ今季第13号2ランを運ぶと、その後は8番・銀仁朗にも適時打が飛び出すなど、打者10人の猛攻で5点を奪い、序盤でリードを広げて好投の帆足を援護します。

さらに続く4回にも1死3塁から中島の内野ゴロの間に1点を追加。7回には1死1,3塁から6番・G.G.佐藤が右中間への適時二塁打を放つと、今日初スタメンの7番・坂田に嬉しいプロ入り初安打初打点となる左前2点適時打が飛び出し、9対0。この回3点を挙げてホークスを突き放しました。

打線の援護に恵まれた帆足は、6回までわずか被安打2に封じ、さらに一つの四死球も出さないほぼ完璧な内容でホークス打線に反撃の機会すら与えません。7回には安打と味方のエラーで得点圏に走者を背負いますが、動じることなく後続を仕留めます。

無失点のまま最終回のマウンドにも上がり、完封を狙った帆足でしたが、3連打を浴びて1点を返されたところでマウンドを2番手・小野寺に譲ります。小野寺は力のあるボールでホークス打線の反撃をきっちりねじ伏せ、試合終了。帆足は9回途中まで133球、被安打6、奪三振7、与四死球0、失点1という素晴らしい投球内容を見せ、故郷の福岡で嬉しい今季初勝利を挙げました。

投打のガッチリかみ合った試合内容を見せ、これでチームの連敗も3でストップ。またデーゲームで最下位・マリーンズが敗れたため、最下位転落も阻止することが出来ました。

この勝利をきっかけに、一気に上昇気流に乗っていきたいところ。その勢いをさらに強めるべく、明日は新人の野上がプロ先発のマウンドに上がります。