試合戦評。

5月10日 福岡ソフトバンク戦 ヤフードーム
西|000 000 010 1
ソ|001 401 11X 8
西|H:4 E:1
ソ|H:10 E:0

昨日は帆足が好投を見せて見事今季初勝利を飾り、打線も11安打9得点と元気を取り戻したライオンズ。帆足に続き、今日は新人の野上が故郷・福岡でプロ初勝利を懸け、プロ入り初先発となるマウンドに上がりました。

その野上は初回からキレのある球をテンポ良く投げ込んでいき、2回まで一人の走者も許さない完璧な内容でホークス打線を封じていきます。

しかし3回、田上に高めに浮いた変化球を左翼席中段に運ばれ、プロ初被弾で1点を先制されます。さらに4回には2つの四球と安打などで1死満塁とされると、オーティズにレフトへ痛烈に運ばれる2点適時二塁打を浴びてしまい、0対3。野上はここでマウンドを降りて土肥に後を託しますが、その土肥も続く柴原に中前2点適時打を浴びてしまい、0対5とリードを広げられてしまいます。

先発の野上は3回1/3を投げて63球、被安打3、奪三振2、与四死球2、失点5というほろ苦い先発デビューとなってしまいました。次回登板での投球に期待したいところです。

何とか反撃を見せて試合をひっくり返したい打線は、ホークス先発・杉内の前に6回まで10個の三振を喫するなど、反撃の機会すら作り出せずに三振の山を築いてしまいます。

投手陣も6回に3番手・大沼がオーティズに特大の4号ソロを許すと、7回には4番手・星野が2死2塁から小久保に適時二塁打を浴びてしまい、勢いのついたホークス打線を止めることが出来ません。

8回にようやく9番・ボカチカが右翼席最前列へ9号ソロ本塁打を叩き込んで1点を返しますが、結局反撃はこの一発止まり。直後の攻撃で本多の内野ゴロの間に1点を失って1対8とされ、最終回は結局計12個の三振を喫した杉内の後を受けて登板した2番手・ファルケンボーグの前に3者凡退に封じられてしまい、そのまま試合終了。7点差を跳ね返すことができず、完敗を喫してしまいました。

今季得意のホークス戦でしたが、このカードは1勝2敗と負け越し。6位のマリーンズが勝利したため、再び最下位に0.5ゲーム差と迫られてしまいました。しかし、明後日からは関西に移動してバファローズとの3連戦を迎えます。バファローズは現在4連敗中と波に乗れてないだけに、次のカードこそ上昇気流に乗るきっかけとしていきたいところです!