試合戦評。

5月12日 オリックススカイマーク
西|300 030 000 6
オ|000 012 020 5
西|H:9 E:1
オ|H:12 E:0

前カードでは今季得意としていたホークスを相手に負け越しを喫してしまったライオンズですが、交流戦を前に体勢を立て直すためにも、何とか踏ん張りを見せたいところ。今日からは現在4連敗中と下降気味のバファローズとの3連戦です。

今日は打線が初回から勢いを見せます。バファローズ先発の近藤から2番・栗山の安打と4番・中村の四球で2死1,2塁とすると、今日5番に入った石井義が右中間の真ん中を破る2点適時二塁打を放ち、2点を先制。さらに続く6番・G.G.佐藤にも適時打が飛び出し、幸先良く3点を挙げて岸に援護を与えます。

さらに5回には先頭の7番・坂田が死球で出塁。続く8番・銀仁朗が犠打で送って1死2塁とします。ここで9番・ボカチカ、1番・片岡に連続適時二塁打が飛び出し、さらに3番・中島も痛烈な当たりの適時打を放ち、3点を追加してバファローズを突き放します。

大量援護をもらった岸は4回まで危なげない投球でバファローズ打線を封じてきましたが、直後の5回に坂口に1号ソロを放たれると、6回には3連打を浴びるなどして2死満塁とされます。ここで代打・一輝に左前適時打を浴びてしまい、6対3と3点差に詰め寄られてしまいます。

結局岸はこの回を投げきったところで降板。6回を投げて116球、被安打6、奪三振5、与四死球3、失点3という結果を残し、後を救援陣に託します。

しかし3点差で迎えた8回、2番手・星野が日高に4号ソロを許すと、3番手の大沼も下山に4号ソロを浴びてしまい、1点差にまで詰め寄られます。さらに大沼はその後、2死1,2塁と一打同点のピンチを招きますが、ボカチカの好プレーにも助けられてピンチを脱します。

最終回は小野寺がマウンドに上がり、先頭のラロッカを内野安打で出塁させてしまいますが、その後をキッチリ締めて試合終了。野手の好プレーにも助けられた岸は、開幕から無傷の6連勝。昨年からの自身の連勝を12に、そして対バファローズ戦の連勝も7にまで伸ばしました。

これでホークスと並んで同率3位タイとなったライオンズ。4チームが0.5ゲーム差にひしめく団子状態を抜けだして上位2チームに食らいついていくためにも、今日の勝利をきっかけに明日明後日もバファローズをねじ伏せ、波に乗っていきたいところです。