試合戦評。

5月16日 千葉ロッテ戦 千葉マリン
西|002 011 000 4
ロ|210 000 03X 6
西|H:11 E:0
ロ|H:8 E:0

打っては今季最多の17安打で12年ぶりに18得点を挙げ、投げては先発・涌井が今季初の完封勝利を決め、投打ががっちりと噛み合い連勝を今季最多の4に伸ばしたライオンズ。今日も勝って連勝を伸ばしていきたいところです。先発のマウンドには、前回の登板で地元・福岡での初白星を飾った帆足が上がります。

帆足は立ち上がりに制球が定まらないところを攻められ、1死満塁で竹原の押し出し四球、続く里崎の一ゴロで2点を奪われて先制を許してしまいます。

さらに2回裏にも1死満塁とピンチを招いてしまうと、サブローに適時打を打たれ0対3と点差を広げられてしまいますが、後続は打ち取り最少失点に抑えます。

すると3回、帆足の粘りに打線が応えます。1死から3番・中島の二塁打と三盗で1死3塁とし、4番・中村が左中間を破る適時二塁打を放ち、1対3。さらに続く5番・石井義の適時打で2対3と1点差に詰め寄ります。

3,4回と無失点に抑え立ち直りを見せた帆足を援護したい5回、先頭の2番・栗山が初球を右中間へ弾き返すと、打球は右中間席に飛び込む第3号ソロとなり、3対3の同点とします。

同点としてもらった直後の5回を帆足が無失点に抑えると6回、先頭の8番・銀仁朗が2年ぶりとなる第1号ソロを左中間席に突き刺し、4対3と勝ち越しに成功します。

打線の援護を受けた帆足は、6,7回と連続で3者凡退に抑える見事な投球を見せ、7回を投げきったところで中継ぎ陣にマウンドを託します。帆足は7回を102球、被安打7、奪三振5、四球3、失点3と試合を作りました。

しかし8回、帆足からマウンドを引き継いだ中継ぎ陣がつかまってしまいます。大沼、星野、岡本慎と継投しましたが、3つの四球などで2死満塁としてしまうと、ランビンの左越適時二塁打や暴投など3点を奪われ、4対6と逆転を許してしまいます。

昨日大爆発した打線に9回の逆転劇を期待しましたが、マリーンズの守護神・荻野の前に3者凡退に抑えられ、悔しい逆転負けを喫してしまい連勝を伸ばすことが出来ませんでした。

明日は今季これまで勝てていない日曜日の試合。交流戦突入の前にこのジンクスを破っておきたいところです。マリーンズから今季初となる勝ち越しを収め、勝率を5割に戻して交流戦に突入していきましょう!