試合戦評。

5月17日 千葉ロッテ戦 千葉マリン
西|000 020 030 5
ロ|302 010 20X 8
西|H:10 E:0
ロ|H:10 E:1

1勝1敗で迎えたマリーンズとの3連戦最終戦
ライオンズの先発は今季初勝利を懸けてのマウンドとなる平野です。

1回裏、強風の千葉マリンで立ち上がりの制球に苦しむ平野は、いきなりの3四死球で無死満塁のピンチを背負うと、井口の適時打、続く大松、里崎の連続犠飛で3点を失い、0対3と先制を許します。

さらに3回裏、平野は井口の四球、大松の二塁打で無死2,3塁とされると里崎の適時二塁打で2点を失い、0対5。ここで先発の平野は降板し、マウンドをルーキー・野上に譲ります。

打線の反撃は5回表、4回まで無得点に抑えられていたマリーンズ先発・小野から先頭の5番・石井義、6番・G.G.佐藤の連打、1死から代打・上本の安打で満塁とすると、9番・ボカチカが懸命に走った併殺崩れの間に1点を返し、1対5。続く1番・片岡の適時打でさらに1点を挙げ、2対5と3点差にまで詰め寄ります。

5回裏、ここまで無失点に抑えていた野上でしたが、1死から里崎の死球、ランビンの安打で1,3塁とされると、続く今江が初球に意表を突くスクイズ。これを成功させてしまい、1点を失って2対6とされます。

さらに7回裏、この回から登板の3番手・土肥が先頭・大松に安打を許すと、続く里崎に適時二塁打を浴び2対7。さらに1死後、今江にも適時打も許して2対8とリードを広げられてしまいます。

なんとか逆転への活路を見いだしたいライオンズ打線は8回表、代わった3番手・伊藤から石井義の安打、G.G.佐藤二塁打で2死ながら2,3塁のチャンスを作ると、6回裏の守備から入っている松坂が意地の1号3ランを左翼席へ突き刺し、5対8。逆転への期待が高まります。

そして9回表、この回から登板の荻野に対し、先頭のボカチカが安打で出塁しましたが、最後は3番・中島が打ち取られ試合終了。終盤の反撃も及ばず、連敗となってしまいました。

ロングリリーフの野上が4回を1失点と試合を作るものの、打線が中盤まで思うように繋がらず、マリーンズと同じ10本の安打を放つものの、惜しくも競り負けました。

次カードからは交流戦。今後のペナントレースにおいても大きな影響を及ぼすだけに、ここをきっかけにして首位浮上を狙います。
19日からは中日を昨年無敗の大宮で迎えます。交流戦で借金を完済して貯金生活へ入るためにも、まずは大事な初戦を勝っておきたいところです。