試合戦評。

6月3日 東京ヤクルト西武ドーム
ヤ|000 000 001 1
西|001 411 01X 8
ヤ|H:5 E:2
西|H:9 E:1

昨日の試合、投げてはワズディンが待望の今季初白星を挙げ、打っては中村が秋山、清原に並ぶ自身7本目となる第18号満塁本塁打を放つなどして快勝したライオンズ。今日はチームの連勝をさらに伸ばすべく、エース・涌井が先発のマウンドに上がりました。

涌井は初回から危なげない投球でスワローズにつけいる隙を与えず、3回まで安打を許さないほぼ完璧な内容を見せます。

すると3回裏、打線が涌井の好投に応えます。先頭の9番・ボカチカがスワローズ先発の木田から二塁打を放ち、その後1番・片岡の犠打で1死3塁とすると、続く2番・栗山がセンターへ犠飛を放ち、手堅く先制に成功。さらに4回には、2死から6番・G.G.佐藤が四球を選び、7番・大崎の二塁打、8番・銀仁朗への死球で2死満塁とします。ここでボカチカが5/15以来となる今季第12号満塁本塁打をライオンズファンの待つ左翼席へ運び、5対0と試合の主導権を奪います。

リードをさらに広げて勝利を確実のものとしたい5回、先頭の栗山がカウント0-3から甘く入った直球を見逃さず右翼席へと弾き返し、2試合連続となる5号ソロで6対0とします。

続く6回には四球と相手の失策などで2死1,2塁とし、片岡の野手の間に落ちる適時打で1点を追加。さらに8回には、これまで開幕から無失点を続けていた林昌勇を攻めて1死1,3塁とすると、銀仁朗の犠飛で1点を奪い、ダメを押しました。

8回まで3塁を踏ませない投球を見せない涌井は、完封を懸けて最終回のマウンドへ。しかし四球と安打で無死1,3塁とされると、味方の失策の間に1点を返され、完封を逃してしまいます。しかし、その後無死2,3塁のピンチで2者連続三振を奪うなど落ち着いて後続を仕留め、見事完投勝利。9回を124球、被安打5、奪三振9、与四死球3、失点1という内容で、今季6勝目を挙げました。

また、今日の勝利により渡辺監督がレギュラーシーズンでの監督通算100勝目を記録。チームも今季2度目の4連勝を飾り、交流戦での貯金を1としました。

明後日からは、交流戦2カード目で乱打戦を演じたベイスターズ横浜スタジアムで対峙します。遠征でもさらに連勝を伸ばして貯金を作り、上位再浮上といきたいところです!