試合戦評。

6月16日 巨人戦 宇都宮
西|000 300 030 6
巨|001 501 00X 7
西|H:13 E:0
巨|H:11 E:1

一昨日は延長12回を戦いながらもあと一歩のところでカープを打ち崩せなかったライオンズ。交流戦逆転優勝へ向けて1つも落とせない厳しい戦いに突入していきますが、今日は前回のカードで2試合連続延長戦を戦ったジャイアンツと宇都宮での1戦です。

ライオンズ先発の石井一は初回、2死1,3塁のピンチを迎えますがここを切り抜け、2回も3者凡退におさえてリズムを作ります。しかし3回、安打と死球などで2死2,3塁とされると、ラミレスに適時内野安打を許して1点を先制されてしまいます。

しかし直後の4回、ライオンズがすかさず反撃。8番・銀仁朗の二塁打などで2死3塁とすると、1番・片岡の左翼席へ飛び込む弾丸ライナーの5号2点本塁打で逆転に成功。さらに栗山が今日猛打賞となる二塁打で出塁し、続く中島がしぶとく一二塁間を破る適時打を放ち、3対1とリードを2点に広げます。

このままリードを守りきりたいところでしたが、直後の4回裏、鶴岡、谷に連続二塁打を許して1点を返されると、2死1,2塁から木村拓に左翼席への2号3点本塁打を浴びてしまい、3対5と逆転を許してしまいます。さらに続く小笠原にも14号ソロを右翼席上段へと運ばれ、3対6。試合を一気にひっくり返され、石井一はここでマウンドを降ります。

さらに6回、3番手・野上が坂本に9号ソロを浴び、3対7とリードを4点とされます。

このままでは終われない打線は、5回から7回まで完璧に封じられてしまいますが、雨脚の強まってきた8回に勝利への執念を見せつけます。2イニングス目に入った越智から先頭の5番・G.G.佐藤が相手の失策で出塁すると、1死後に代打・大崎の中越適時二塁打で1点を返し、4対7。続く代打・石井義も右前適時打を放ち、5対7とします。なおも2死1塁から片岡が左中間適時二塁打を放ち、6対7。終盤で1点差に迫ります。

そして8回の2死1,3塁のピンチを切り抜けて迎えた最終回、さらに雨が強まる中であと1点を跳ね返したいところでしたが、四球で出塁した中村を本塁へ還せず、試合終了。交流戦優勝マジックを2としていた首位・ホークスが勝利したため、惜しくも交流戦制覇を達成することは出来ませんでした。

悔しい結果となってしまいましたが、交流戦はあと4試合残されています。気持ちを落とすことなくしっかりとここを戦い抜き、リーグ上位のファイターズ、ホークスを追撃する勢いを作り上げていきたいところです!