試合戦評。

6月17日 巨人戦 東京ドーム
西|001 000 000 1
巨|000 001 10X 2
西|H:8 E:0
巨|H:7 E:0

宇都宮で雨中の試合に敗れ、惜しくも交流戦優勝を逃してしまったライオンズ。気持ちを切り替え、今日は東京ドームに戦いの場を移してのジャイアンツ戦。先発のマウンドにはエース・涌井が上がりました。

ライオンズは3回、7番・大崎、8番・銀仁朗の連打などで2死1,3塁のチャンスを作ると、5試合連続安打中と好調の2番・栗山が三遊間を破る適時打を放ち、1点を先制します。

リードを広げて試合の主導権を奪いたい打線は4回、先頭の4番・中村の四球、5番・石井義の安打などで1死1,3塁とすると、ジャイアンツバッテリーは続く大崎との勝負を避け1死満塁とします。しかし、続く銀仁朗の当たりが遊撃手・坂本の正面を突くなどして追加点を奪えません。

5回まで毎回のように走者を許しながらも要所を締めて無得点に封じてきた涌井でしたが、試合も中盤を迎えた6回、先頭の小笠原にセンターへ特大の15号ソロ本塁打を運ばれて同点とされてしまいます。

再びリードを奪いたいところでしたが、6回に2死から大崎の二塁打や9番・涌井の安打などで満塁のチャンスを作りますが、続く1番・片岡が打ち取られてしまい、流れを引き寄せられません。

すると7回、途中出場の古城に甘く入ってしまった初球の直球を右翼席へ弾き返され、今季第1号ソロ本塁打で1対2。その後、ラミレスに安打を許しますが、中堅手・大崎がダイビングキャッチのファインプレーを見せるなど、味方の好守にも助けられて最少失点に抑えます。しかし、7回終了後にベンチで涌井が珍しく悔しさを表すほどの、痛恨の勝ち越しを許してしまいます。

何とか反撃を見せたい打線は、8回に代打攻勢で山口を攻め、2死1,2塁のチャンスを作るも後続が続かず、さらに最終回も8回途中からマウンドに上がった越智の前に3者凡退に抑えられ、ジャイアンツに連敗。涌井は7回を128球、被安打7、奪三振9、四球2、失点2と好投しましたが、ジャイアンツから公式戦初白星を飾ることができず、今季3敗目を喫してしまいました。

これで5月27日以来となる連敗を喫してしまい、3年ぶりの交流戦勝ち越しの前に足踏み状態のライオンズ。明後日のベイスターズ戦で再び調子を取り戻し、リーグ戦再開に向けての勢いを作り上げていきたいところです!