試合戦評。

6月19日 横浜戦 横浜
西|401 000 000 5
横|000 021 12X 6
西|H:14 E:0
横|H:15 E:1

ジャイアンツを相手に2戦連続で1点差ゲームをものにできず、連敗を喫してしまったライオンズ。接戦を落とした嫌な流れここで断ち切るべく、今日の試合に臨みました。

打線は初回からベイスターズ先発の藤江に襲いかかります。先頭の片岡が中前安打で出塁すると、すかさず盗塁。すると続く2番・栗山、3番・中島に連続適時打が飛び出し、2対0とします。さらに1死後、5番・石井義がバックスクリーンへ今季第2号2点本塁打を叩き込み、4対0。この回4本の安打と3つの盗塁を集め、序盤から大きくリードを奪います。

さらに3回には4番・中村が両リーグ一番乗りとなる今季第20号ソロ本塁打を左翼席へと叩き込み、5対0とリードを広げて試合の主導権を握ります。

ライオンズ先発の帆足は毎回のように走者を背負いますが、ボールを低めに集めて要所を締め、ベイスターズに追撃を許しません。

しかし勝利投手の権利を目の前にした5回、吉村に左翼席へ弾丸ライナーで運ばれる7号ソロ本塁打を許し、5対1。さらにその後も連打を浴びてしまい、1点を追加されて5対2とされます。

続く6回には2死1,2塁から途中出場の斉藤俊に左翼線へ運ばれる適時二塁打を許し、5対3。なおも続くピンチを2番手・ワズディンが切り抜けますが、7回に連打を許してピンチを招き、3番手・星野に後を託します。その星野は2死1,2塁から金城に適時打を許し、5対4。1点差に詰め寄られてしまいます。

一方の打線は4回以降ほぼ毎回得点圏に走者を進めるものの、ベイスターズの継投の前に封じられ、あと1本が出ません。8回には安打と2つの四球などで1死満塁と追加点のチャンスを作りますが、中村が併殺に倒れて得点を挙げられません。

すると直後の8回裏、この回から登板の4番手・岡本慎が、1死1塁から吉村に今日2本目となる痛恨の8号2点本塁打を左翼席中段に叩き込まれ、5対6と逆転を許してしまいます。

土壇場で再び試合をひっくり返したいところでしたが、最後はベイスターズの6番手・山口にねじ伏せられ、試合終了。5回2/3を91球、被安打10、奪三振4、与四死球0、失点3と粘りの投球を見せた帆足は今季4勝目とならず、チームは3試合連続1点差負け。連敗は3となってしまいました。

今日の敗戦でついに勝率も5割に戻ってしまいましたが、明日からは神宮球場で対スワローズ2連戦を迎えます。今季2勝無敗と相性の良いスワローズをねじ伏せ、リーグ戦再開への大きな弾みを作りたいところです。