試合戦評。

6月28日 福岡ソフトバンク西武ドーム
ソ|000 210 202 7
西|200 200 010 5
ソ|H:13 E:1
西|H:8 E:0

ライオンズ・クラシック2009の初戦を迎えた昨日の試合は、投打がかみ合わずに完敗。今日こそは往年のユニフォームで勝ち星を挙げて良い流れを生み出すべく、試合に臨みました。

ライオンズは初回、ホークス先発のホールトンに対し、1死1塁から3番・中島が今季第11号2点本塁打を左翼席へと運び、幸先良く2点を先制します。

先発のワズディンは、持ち前の打たせて取る投球で初回から試合のリズムを作っていきます。3回には2本の安打で得点圏に走者を背負いますが、川崎、オーティズと仕留め、ホークスの反撃を許しません。

しかし4回、四球と安打で無死1,2塁とされると、多村に右前へ適時打を運ばれて1点差。さらに1死後、松田にも適時打を許してしまい、2対2の同点に追いつかれます。

すかさず反撃を見せたい打線は直後の4回裏、2死から5番・石井義が右前安打で出塁。すると続く6番・G.G.佐藤が鮮やかな流し打ちで右翼席へと第11号2点本塁打を叩き込み、4対2と勝ち越しに成功します。

このままリードを守りきりたいところでしたが、直後の5回にオーティズに11号ソロ本塁打を浴びて4対3。さらに7回、ワズディンの後を受けて6回途中から登板した2番手・星野が1死1塁から松中に右翼席へ10号2点本塁打を運ばれ、4対5と逆転を許してしまいます。

しかし勝利への執念を見せたい8回裏、ホークスの3番手・ファルケンボーグから先頭の1番・片岡が右前安打で出塁すると、続く2番・栗山が左中間を破る気迫の適時二塁打を放ち、土壇場で5対5の同点に追いつきます。

この勢いでサヨナラ勝ちにつなげたいところでしたが、9回に4番手・三井が1死2塁からオーティズに左越適時二塁打を浴び、5対6。さらに5番手・大沼も2死2塁から小久保に左前適時打を許し、5対7と2点を勝ち越されてしまいます。

最終回の反撃もホークスの守護神・馬原に3者凡退で封じられてしまい、試合終了。終盤に白星を取り逃がす、惜しい敗戦を喫してしまいました。

先発のワズディンは5回2/3を111球、被安打8、奪三振5、失点3という内容で試合を作りましたが、勝ち負けがつかず。チームは連敗を喫し、最大6あった今月の貯金もゼロとなってしまいました。

交流戦終盤から接戦を落とす苦しい展開が続いていますが、まさにここが踏ん張りどころ。明後日からの5位・マリーンズとの3連戦で巻き返しを図り、上位進出の足掛かりを作りたいところです!