試合戦評。

7月4日 東北楽天Kスタ宮城
西|100 100 010 3
楽|100 000 000 1
西|H:9 E:1
楽|H:4 E:0

終盤の怒涛の猛攻でイーグルスを突き放し、涌井vs田中の若きエース右腕対決を制したライオンズ。約1ヶ月遠ざかっている連勝を飾って単独3位浮上を果たすべく、今日の試合に臨みました。

昨日爆発的な攻撃力を見せた打線は初回、3番・中島がイーグルス先発の永井から右中間へと運ぶ13号ソロ本塁打を放ち、幸先良く先制に成功。このまま試合の主導権を握っていきたいところでしたが、その直後、ライオンズ先発・石井一が草野に右翼席へと運ばれる5号ソロ本塁打を許し、すかさず1対1の同点に追いつかれてしまいます。

石井一を援護したい打線は2回、3回と先頭が安打で出塁しながらもあと一歩のところで永井を打ち崩せずにいましたが、4回に先頭の5番・石井義が右翼席へ今季第3号ソロ本塁打を叩き込み、2対1と勝ち越しに成功します。

2回以降立ち直った石井一は、四球こそ出すもののイーグルス打線に5回まで安打を許さず、試合のリズムを作って徐々にライオンズに流れを引き込みます。5回に安打と味方の失策で無死1,2塁とされてしまいますが、ここは女房役の捕手・銀仁朗が素早い判断で相手の犠打を失敗させ、試合の流れをライオンズにとどめて石井一を助けます。

すると迎えた終盤の8回、2死から石井義が右中間を破る二塁打を放つと、続く6番・G.G.佐藤が左翼線への痛烈な当たりの適時二塁打を放ち、3対1。貴重な1点を追加してイーグルスを突き放します。

最終回のマウンドには石井一の後を受けて小野寺が上がり、2死から四球の走者を出すものの最後はキッチリ三振に仕留めて試合終了。8回を投げて112球、被安打4、奪三振3、与四球3、失点1という内容の好投を見せた石井一が6月6日以来となる4勝目を挙げ、チームも6月13日以来となる連勝を飾りました。

これでイーグルスを抜いて単独3位に浮上したライオンズ。まだまだ借金は2、2位・ホークスとのゲーム差も7と開いていますが、明日も勝って今季2度目の同一カード3連勝を果たし、上位追撃への勢いを強めていきたいところです!