試合戦評。

7月5日 東北楽天Kスタ宮城
西|000 200 140 7
楽|200 101 200 6
西|H:13 E:0
楽|H:14 E:0

昨日は久々に接戦をものにして約1ヶ月ぶりの連勝を果たし、単独3位浮上となったライオンズ。上位追撃へ向けてさらに勢いを強めるべく、今季自身3勝目を狙うワズディンを先発のマウンドに送りました。

試合のリズムを作っていきたいワズディンでしたが、初回、セギノールに5号2点本塁打を浴びていきなり2点を先制されてしまいます。

ワズディンを援護したい好調の打線は4回、あと一本が出ず攻めきれずにいたイーグルス先発の井坂から3番・中島の四球と4番・中村の二塁打で無死2,3塁とします。ここで5番・石井義の内野ゴロの間に3塁走者の中島をホームに迎え入れ、さらに続く6番・G.G.佐藤に中前適時打が飛び出し、2対2の同点に追いつきます。

同点としてもらったワズディンでしたが、その裏に安打と犠打などで2死3塁とされると、渡辺直に右前適時打を許し、2対3。さらに6回、3番手・大沼が四球と盗塁などで2死2塁とされると、セギノールに左翼線への適時二塁打を浴び、2対4と再び2点を追う展開となります。

直後の7回に2死1,3塁から石井義の適時打で1点を返して3対4と1点差に迫りますが、その裏に4番手・岩崎が2死1,2塁から中村真に右翼線を破る2点適時打を浴びてしまい、3対6と点差を広げられてしまいます。

しかし、ここ数試合終盤に驚異的な粘りを見せる打線が再び底力を発揮します。8回、先頭の7番・大崎が四球で出塁すると、1死後に途中出場の9番・上本がプロ入り初となる今季第1号2点本塁打を右翼席に叩き込み、5対6として1点差。さらに安打と盗塁で1番・片岡が2塁に進むなどして2死2塁とし、ここで中島が中前適時打を放って6対6の同点に。そして続く中村、石井義が連続四球を選んで2死満塁とすると、G.G.佐藤が押し出しの四球を選び、7対6と土壇場で勝ち越しに成功します。

その後は6番手・小野寺が8回の1死1,2塁、そして最終回の2死1,2塁のピンチを気迫で乗り切ってそのまま試合終了。両チーム合計27安打が飛び出す4時間40分の熱戦を制し、今季2度目の同一カード3連勝を飾りました。

日曜日の試合で5月31日以来の白星を挙げ、ついに借金も1となったライオンズ。明後日から2位・ファイターズとのホーム3連戦を迎えます。完全に悪い流れを断ち切ったこの勢いに乗り、一気に上位チームの背中をとらえたいところです!