試合戦評。

7月11日 オリックス西武ドーム
オ|000 210 100 00 4
西|110 000 200 01X 5
オ|H:10 E:0
西|H:9 E:0

最下位・バファローズを相手に接戦を落としてしまい、連勝が6でストップしたライオンズ。再び大型連勝を果たすきっかけとしたいこの試合、今日はライオンズ・クラシック 2009第2章の2戦目を戦いました。

ライオンズは初回、先頭の片岡が安打と盗塁などで1死3塁とすると、3番・中島の内野ゴロの間に片岡が生還し、幸先よく1点を先制。続く2回には、6番・G.G.佐藤が超特大の今季第13号ソロ本塁打を左翼席の最上段に突き刺し、2対0と序盤でリードを奪います。

ライオンズ先発のワズディンは序盤からテンポの良い投球でバファローズ打線に的を絞らせず、3回まで無失点と試合のリズムを作ります。しかし迎えた4回、連続長短打で無死2,3塁とされると、北川に3塁線を破られる2点適時二塁打を許し、2対2の同点に追いつかれてしまいます。

さらに5回、安打と盗塁などで1死2塁とされ、昨日勝ち越しの一打を浴びた大引にまたも右中間を破られる適時二塁打を浴び、2対3。そして7回にも1死2塁から大引に中前へ適時打を運ばれ、2対4と点差を広げられてしまいます。

しかし直後の攻撃、黄金時代のユニフォームを身にまとった打線が底力を見せつけます。7番・清水、8番・大崎の連打と犠打で1死2,3塁とすると、片岡の内野ゴロの間に3塁走者の大崎が生還し、3対4。なおも死球で2死1,3塁とすると、中島がレフトへの痛烈な適時打を放ち、4対4の同点に追いつきます。

その後8回、9回は両チームともに決め手を欠き、決着をつけられません。9回には、今日タイガースへのトレードが決まった水田を代走に送り込むなどして1死2,3塁としますが、迎えた中島の当たりは野手の正面を突いてしまい、併殺打に。これで試合は延長戦へと突入します。

しかし、迎えた11回、2イニングス目に入ったバファローズの守護神・加藤を前に2死となりますが、ここで打席に立った片岡の放った打球は、ライオンズファンの待つ左翼席へ。これが自身初となる7号サヨナラ本塁打となり、5対4で劇的なサヨナラ勝利を収めました。

チーム一丸となり、ライオンズ・クラシック 2009の初白星、そして今日まで共に戦ってきた水田の花道を見事に飾る、大きな1勝を勝ち取ったライオンズ。仲間の勇姿を胸に焼き付け、明日も勝利をつかみ取ってさらに上位浮上を目指していきたいところです!