試合戦評。

7月12日 オリックス西武ドーム
オ|100 001 000 2
西|010 101 00X 3
オ|H:8 E:0
西|H:8 E:0

昨日は延長11回に片岡の一振りで熱戦に決着をつけ、ライオンズ・クラシック 2009の初勝利、そして移籍の決まった水田の最後の花道を飾ったライオンズ。この大きな1勝をきっかけとして再び白星を積み重ねるべく、今日は自身約1ヶ月ぶりの白星を懸けて帆足がマウンドに上がりました。

試合のリズムを作っていきたい帆足でしたが、初回に2死からフェルナンデスに9号ソロ本塁打を許し、1点を先制されてしまいます。

しかし2回、バファローズ先発の平野から先頭の4番・中村が左翼席を超えてコンコースへと叩き込む、推定飛距離145メートルの超特大の第30号ソロ本塁打を放ち、1対1の同点に。さらに4回、四球と安打で2死1,2塁とすると、6番・G.G.佐藤が中前へ適時打を放ち、2対1と勝ち越しに成功します。

リードをもらった帆足は、6回に塩崎、フェルナンデスに連打を浴びて2対2の同点に追いつかれ、なおも1死満塁の大ピンチを迎えてしまいます。しかし、気迫の投球で後続を三振と内野ゴロに仕留め、このピンチを脱します。

するとその直後の攻撃、安打と四球などで1死1,2塁とし、迎えるは今日誕生日を迎えた5番・石井義。ここで石井義はファンの期待に応え、しぶとく三遊間を破る適時打を放って3対2と勝ち越しに成功します。

再び援護をもらった帆足は7回を3者凡退に仕留め、8回は2番手・岩崎が2人の走者を出しながらも無失点でバファローズ打線の反撃をかわし、最終回を迎えます。ここでマウンドに上がった3番手・小野寺は2死までこぎつけますが、四球で走者を出してしまい、打席に坂口を迎えます。坂口の放った打球は左中間深くに飛んでいきますが、中堅手・栗山がジャンピングキャッチでこれをおさえ、試合終了。帆足は7回を111球、被安打5、奪三振8、与四球3、失点2という内容の好投で、約1ヶ月ぶりとなる4勝目を挙げました。

今日の勝利で3カード連続となる勝ち越しを決め、7月に入り9勝2敗と絶好調のライオンズ。明後日からはホームに4位・イーグルスを迎えての3連戦です。調子を落としている相手からキッチリと白星を重ね、上位チームに食らいついていきたいところです!