試合戦評。

7月14日 東北楽天西武ドーム
楽|101 000 042 8
西|002 400 000 6
楽|H:11 E:1
西|H:13 E:1

一昨日の試合では、打っては中村の2年連続となる30号本塁打、誕生日を迎えた石井義の適時打などが飛び出し、投げては帆足が7回2失点の好投。投打がかみ合い見事に接戦をものにして3カード連続の勝ち越しを果たしたライオンズは、今日からイーグルス3連戦を迎えます。初戦のマウンドには、自身の3年連続2ケタ勝利を懸け、西武ドーム8連勝中の岸が上がりました。

チームをさらに勢いづける投球に期待が高まった岸でしたが、初回、1死3塁から鉄平に適時打を許して1点を先制されます。さらに3回、岸は味方の失策も絡んで1点を失い、0対2。序盤で2点のリードを許してしまいます。

初回に無死満塁のチャンスを作るものの微妙な判定で得点を奪えなかった打線は、2点を追う3回裏、イーグルス先発の新人・藤原をとらえて岸を援護します。1番・片岡が死球で出塁し、リーグ単独トップに立つ23個目の盗塁を決めて2塁に進みます。ここで2番・栗山が右翼席への8号2点本塁打を放ち、2対2の同点に追いつきます。

さらに4回、2死から9番・銀仁朗が四球で出塁すると、続く片岡から4番・中村まで一気に4連打が飛び出し4点を勝ち越し。6対2とし、一気にイーグルスを突き放します。

援護をもらった岸は7回まで走者こそ出すものの、決定打を許さない粘りの投球を展開。7回まで被安打わずか4とイーグルスに反撃のきっかけを与えませんでしたが、試合も終盤の8回、突如崩れてしまいます。2死から鉄平の三塁打、山崎武の適時打で6対3。さらに草野にも安打を許して2死1,2塁とされると、セギノールにセンターへの6号3点本塁打が飛び出し、土壇場で6対6の同点に追いつかれてしまいます。

そして9回、安打と犠打などで2死2塁とされると、代打・宮出に右翼席へ今季第1号の2点本塁打を運ばれ、6対8。まさかの勝ち越しを許してしまいます。

反撃を見せたい打線も、8回に続いて登板のイーグルス5番手・福盛に対し最終回にクリーンアップが3者凡退に封じられてしまい、試合終了。勝利まであと一歩のところで逆転を許す、悔しい敗戦を喫してしまいました。

残念な結果となってしまいましたが、ここで下を向く暇はありません。前をしっかりと見据え、明日明後日と連勝して何としても4カード連続となる勝ち越しを果たし、上位チームに食らいついていきたいところです。