試合戦評。

7月16日 東北楽天西武ドーム
楽|200 001 000 3
西|000 100 000 1
楽|H:7 E:0
西|H:5 E:0

エース・涌井の完封劇でイーグルスを退け、再び勢いに乗るライオンズ。4カード連続となる勝ち越し、そして今季最多の貯金4に乗せるべく、2000年からの木曜日登板不敗神話を継続中の西口が先発のマウンドに上がりました。

試合のリズムを作っていきたい西口でしたが、初回、先頭のリンデンに右翼席上段へ叩き込まれる2号先頭打者本塁打、さらに2死後にも山崎武に左翼席中段へ運ばれる17号ソロ本塁打と2本の本塁打を浴び、0対2と先制を許してしまいます。

しかし続く2回にも2本の安打と四球で1死満塁とピンチを迎えてしまいますが、リンデン、渡辺直と連続三振に仕留めると、ここから一気に自身もチームも波に乗っていきます。

西口は3回、4回と味方の好プレーにも助けられながらいずれも3者凡退に仕留めると、4回裏、イーグルス先発の長谷部から3番・中島が左翼席へ今季両リーグ最速のチーム100号となる14号ソロ本塁打を叩き込み、1対2と1点差に迫ります。

さらに5回には捕手・銀仁朗の好送球で三振ゲッツーを奪うなど、このまま勢いに乗って試合をひっくり返したいところでしたが、6回、立ち直った西口がつかまってしまいます。安打と盗塁で1死2塁とされると、草野に右前へ適時打を運ばれ、1対3。点差を広げられてしまいます。

反撃を見せたい打線はイーグルス投手陣の前にあと一本が出ず、得点を奪えません。7回には4番・中村の安打と5番・江藤の四球で無死1,2塁としますが、長谷部の後を受けた2番手・青山に後続が封じられてしまい、チャンスを逸してしまいます。

投手陣は7回以降を大沼、星野、岩崎とそれぞれ無失点に封じて役割を果たしましたが、打線はサヨナラの期待がかかる最終回も4番手・福盛の前に3者凡退にねじ伏せられてしまい、そのまま試合終了。4カード連続の勝ち越しを逃し、先発の西口は6回を投げて118球、被安打7、奪三振8、与四球1、失点3という内容ながら打線の援護に恵まれず、2000年から続いていた木曜不敗神話がついにストップ。今季3敗目を喫してしまいました。

2位・ファイターズが勝利したため、ゲーム差は5.5と開いてしまいましたが、明後日からはそのファイターズと釧路・帯広での連戦を迎えます。ここで連勝を果たし、前半戦ラストスパートに向けて少しでも上位2チームとの差を縮めていきましょう!!