試合戦評。

7月22日 オリックス西武ドーム
オ|100 000 100 02 4
西|000 000 110 00 2
オ|H:11 E:0
西|H:7 E:1

エース・涌井の力投で連勝を飾り、今季最多の貯金4に到達したライオンズ。壁を突き破った勢いをそのままに前半戦最後の試合を取って同一カード3連勝を飾るべく、今日は7月12日以来の登板となる帆足が先発のマウンドを任されました。

試合のリズムを作りたい帆足でしたが、いきなり初回につかまってしまいます。2本の安打と犠打で1死1,3塁とされると、カブレラに三遊間を破られる適時打を許し、1点を先制されます。なおも安打を許して1死満塁とされますが、ここで2者連続三振を奪い最少失点でこのピンチを凌ぎます。

その後も帆足は毎回のように走者を背負うものの、要所を締める投球でバファローズ打線に追加点を許しません。しかし、迎えた7回、先頭の一輝に左翼席へと運ばれる2号ソロ本塁打を許してしまい、0対2と点差を2点に広げられてしまいます。

帆足を援護したい打線は、バファローズ先発の山本に対してほぼ毎回走者を出して得点圏に進めますが、あと一本が出ず反撃には至りません。しかし点差を2点に広げられた直後の7回裏、先頭の8番・後藤が左中間への今季第1号ソロ本塁打を叩き込み、1対2と沈黙を破ります。

続く8回表、移籍後1軍初登板となった藤田がバファローズの攻撃を3者凡退で締めると、その直後の攻撃。今日父親になったばかりの先頭の4番・中村が、自らを祝うセンターへの今季第31号ソロ本塁打を放ち、終盤で2対2の同点に追いつきます。

その後両チーム決め手を欠いたまま試合は延長戦へと突入し、迎えた11回。2イニングス目に入った4番手・小野寺が1死から連打を許して1死1,2塁とされると、下山に右中間を深々と破られる2点適時二塁打を許してしまい、2対4。土壇場で勝ち越しを許してしまいます。

何とか反撃を見せたい打線も、バファローズの4番手・大久保の前に3者連続三振にねじ伏せられてしまい、試合終了。前半戦最後の試合を白星で飾ることは出来ませんでした。先発の帆足は7回を投げて102球、被安打7、奪三振4、与四球1、失点2という内容ながら勝ち負けはつかず、小野寺に今季3敗目が記録されました。

これで前半戦を42勝39敗3分の3位で折り返しとなったライオンズ。後半戦は28日から、4位・イーグルスとの盛岡・秋田での連戦で再び幕を開けます。それまで束の間の休息で熱戦の疲れを癒し、上位猛追撃へ向けてエネルギーをしっかりと蓄えておきましょう。