試合戦評。

7月28日 東北楽天戦 盛岡
西|100 000 000 1
楽|013 000 01X 5
西|H:7 E:1
楽|H:6 E:0

3位で前半戦を折り返し、今日から後半戦へと突入。スタートを白星で飾って勢いをつけるべく、今日はイーグルスとのみちのく2連戦の初戦・盛岡での戦いに臨みました。

ライオンズは初回、先頭の片岡がイーグルス先発・岩隈の初球を叩いて二塁打で出塁し、続く2番・栗山も中前安打で続いていきなり先制のチャンスを作ります。ここで1死後に4番・中村が中越えの適時二塁打を放ち、幸先良く1点を先制します。

援護をもらったライオンズ先発の石井一は初回を3者凡退に仕留める上々の立ち上がりを見せますが、2回に四球で出した走者を1塁に置くと、味方の守備の乱れが絡んでの適時三塁打を許し、1対1の同点に追いつかれてしまいます。

さらに3回、二塁打と自らの失策も絡んで2死1,3塁とされると、山崎武に右中間への21号3点本塁打を浴びてしまい、1対4と一気に3点を勝ち越されてしまいます。

反撃を見せたい打線も、3回から5回までを打者9人で終えてしまうなど、2回以降立ち直った岩隈の前にチャンスらしいチャンスを作ることが出来ません。6回には3番・中島が2回以来となる中前安打を放つものの後続が打ち取られてしまい、試合はそのまま終盤へ突入します。

投手陣は5回途中でマウンドを降りた石井一の後を受け、大沼、三井、山本淳という継投でイーグルス打線に追加点を許さず、試合のリズムを作っていましたが、迎えた8回に5番手・藤田がつかまります。先頭の山崎武に今日2本目となる今季第22号ソロ本塁打を浴びてしまい、1対5とされてしまいます。

最終回のマウンドにも上がった岩隈に対し、2死から中村、5番・石井義の連続長短打で2死2,3塁と反撃の足掛かりを作りますが、続く6番・G.G.佐藤が3球三振に仕留められてしまい、試合終了。岩隈に2ケタ10奪三振を喫しての完投勝利を許し、4回2/3を投げて82球、被安打4、奪三振5、与四死球2、失点4、自責点1という内容の先発・石井一に今季7敗目が記録され、チームも今月初めての連敗を喫してしまいました。

守備の乱れから得点を許す悪い流れを食い止めることが出来ずに後半戦初戦を白星で飾れませんでしたが、明日は秋田へ戦いの場を移します。ここで何としても嫌な雰囲気を断ち切って連敗を阻止し、上位追撃への体勢を再び整えたいところです。