試合戦評。

7月31日 オリックススカイマーク
西|002 000 110 4
オ|010 001 000 2
西|H:6 E:0
オ|H:7 E:2

4位・イーグルスとのみちのく2連戦を未勝利で終えてしまったライオンズは、今日から関西に移動して5位・バファローズとの3連戦を迎えます。下位チーム相手に落としたくない今日の初戦、マウンドには後半戦初登板の帆足が上がりました。

その帆足は初回をわずか6球で3者凡退に打ち取る上々の立ち上がりを見せますが、2回、長短打で1死1,3塁とされます。ここで一輝に中前への適時打を許し、1点を先制されてしまいます。

帆足を援護したい打線は直後の3回、今季6度目の対戦となるバファローズ先発の山本に対し、先頭の7番・佐藤が相手の失策で出塁すると、続く8番・細川はバントの構えからヒッティングに切り替えて直球を力強く振り抜きます。これがなんとバックスクリーンへ飛び込む、復帰後初安打となる2号2点本塁打となり、2対1と逆転に成功します。

援護をもらった帆足は、走者を出しながらもあと一本を許さない、持ち前の粘りの投球で5回までバファローズ打線の反撃を封じていきます。

しかし6回、不運な当たりの内野安打をきっかけに連打を浴びて1死1,3塁とされると、カブレラに三遊間を痛烈に破る適時打を許してしまい、2対2の同点に追いつかれます。

試合を振り出しに戻されてしまいましたが、中島の27回目の誕生日を白星で飾るべく、チームは一丸となって奮起を見せます。7回、先頭の5番・後藤が豪快な一振りで左翼席上段へ2号ソロ本塁打を叩き込み、3対2と勝ち越しに成功。続く8回には、1番・片岡が左中間へ今季第8号ソロ本塁打を運び、4対2。終盤で貴重な得点を挙げ、バファローズを突き放します。

そして最後は、小野寺がアウト全てを三振で奪う圧巻の投球でバファローズ打線をねじ伏せ、試合終了。7回を投げて96球、被安打7、奪三振5、与四球1、失点2という内容の帆足が今季5勝目を記録し、打線も3本の本塁打が飛び出す一発攻勢で神戸の夜空を彩り、後半戦初白星を飾りました。

これで7月を13勝6敗の好成績で終え、明日からはいよいよ8月へと突入します。真夏の熱戦を勝ち残り、そして上位チームに必ず追いついてペナントレースを盛り上げるべく、明日明後日も連勝してさらに勢いを強めておきたいところです!