試合戦評。

8月7日 福岡ソフトバンク西武ドーム
ソ|000 000 122 5
西|000 001 201 4
ソ|H:8 E:1
西|H:10 E:0

昨日は2度の同点劇を見せながらも最後に力尽き、上位チームとの対戦で勝ち越しを逃したライオンズ。今日からは5.5ゲーム差で追う2位・ホークスとの3連戦を迎えます。この大事な初戦、先発のマウンドには帆足が上がりました。

その帆足は、序盤から球を低めに集める丁寧な投球でホークス打線の攻撃を封じていきます。緩急を生かした絶妙な投球を見せる帆足は、6回までに2ケタ10個の三振を奪う圧巻の内容で、ホークスに付け入る隙を与えません。

すると6回、ホークス先発のジャマーノから、1番・片岡が左翼席へ叩き込む今季第9号ソロ本塁打を放ち、先制に成功。試合の均衡を破ります。

しかし直後の7回、援護をもらった帆足が、先頭の多村に初球を左中間へ運ばれる今季第13号ソロ本塁打を浴びてしまい、1対1の同点とされます。

ここで再び、ここ2試合で終盤に粘りを見せている打線が目覚めます。7回裏、安打と四死球などで1死満塁とすると、代打・後藤がホークス2番手・攝津から左中間を深々と破る2点適時二塁打を放ち、3対1と勝ち越しに成功します。

このままリードを守りきりたいところでしたが、直後の8回、帆足は先頭の森本に二塁打を許し、自らの暴投も絡んで無死3塁とされます。ここで続く本多の打球が帆足への野選を誘い、3対2。さらに川崎の犠打で1死2塁とされると、松中に右前への適時打を浴びて3対3の同点に追いつかれ、7回1/3を119球、被安打6、奪三振10、与四球1という内容を残し、ここでマウンドを後続に託します。

その後のピンチは2番手・岩崎が凌ぎましたが、9回、3番手・小野寺が先頭の長谷川に初球を右翼席に運ばれる7号ソロ本塁打を許すと、続く田上にも2者連続となる15号ソロ本塁打を左中間へ運ばれ、3対5。まさかの被弾で2点を勝ち越されてしまいます。

しかし、土壇場9回裏、打線が執念を見せます。ホークスの守護神・馬原から安打と暴投などで1死2塁とすると、途中出場の佐藤の二塁への当たりが内野安打となり、さらに相手の失策も誘い、4対5。なおも片岡が安打を放つなどして2死2,3塁としますが、続く栗山が打ち取られてしまい、試合終了。3連戦の大事な初戦を1点差で落とす、痛い敗戦を喫してしまいました。

これでホークスとのゲーム差は6.5となってしまいましたが、下を向いている暇はありません。明日明後日の試合を必ず制し、少しでもその差を縮めていきましょう!!