試合戦評。

8月29日 オリックス戦 京セラドーム
西|001 010 000 0 2
オ|100 000 010 1X 3
西|H:11 E:1
オ|H:10 E:0

岸田に完封負けを喫し、39年ぶりの3試合連続完封負けを喫してしまったライオンズ。今日は1番に中島を持ってくるなど打順を大きく変更し、勝利に対する執念を見せます。先発のマウンドには、昨年からバファローズ戦8連勝中と相性の良い岸が上がりました。

その岸は初回、先頭・坂口の安打と大引の犠打などで2死2塁とされると、ローズに右前適時打を許して先制点を与えてしまいますが、後続を打ち取り最少失点に防ぎます。

岸を援護したい打線は3回、今日8番に入った片岡が四球を選び、中島の安打などで1死1,3塁とチャンスを作ります。ここで2番・原のプロ入り初打点となる左犠飛で3塁走者・片岡が本塁へ生還。30イニングスぶりの得点を挙げ、1対1の同点とします。

同点としてもらった岸は、走者は許すものの制球良く落ち着いて後続を抑えるなどし、ライオンズに流れを持ってきます。

すると5回、先頭の7番・大崎の安打と9番・銀仁朗の二塁打で1死2,3塁とし、中島がライトへの犠飛を放ち、2対1と勝ち越しに成功します。

7回まで粘り強く投球していた岸でしたが、迎えた8回、先頭の日高に二塁打を打たれるなどして2死3塁のピンチを招くと、フェルナンデスの適時二塁打で2対2の同点に追いつかれてしまいます。

9回に何としても得点を挙げたい打線は、先頭・大崎の安打、代打・ボカチカ死球などで1死1,2塁とチャンスを作ると、中島が放った打球はレフトへ。ここで代走の2塁走者・佐藤が一気に本塁を狙いますが、左翼手・由田に阻まれて勝ち越しを逃してしまいます。

すると10回、この回から登板の大沼が先頭の坂口に安打などを許し、1死1,2塁。ここで代わった3番手・星野は捕逸で1死2,3塁としてしまい、その後敬遠で1死満塁となります。続いて登板の藤田に踏ん張りを期待したいところでしたが、下山にフルカウントからの直球を中前に運ばれてしまい、まさかのサヨナラ負け。連敗は4となってしまいました。

先発の岸は9回を138球、被安打8、奪三振4、与四球1、失点2と好投しましたが、自身最多の13勝目は次回に持ち越しとなり、2番手・大沼に今季5敗目が記録されました。

なかなか嫌な流れを断ち切れずにいますが、明日は8月最後となる試合です。ここで何としても勝利を収めて連敗をストップし、9月の大反攻に繋げていきましょう!